2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 資源循環学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 小沼 晋 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A14R |
クラス |
概要
学修到達目標 | 資源循環とごみ適正処理のための計画,工学技術,システムの基礎知識を理解できることを目標とします. |
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授業形態及び 授業方法 |
適宜,資料を配布し,プロジェクターを用いた講義を行います. |
履修条件 | 環境汚染学,地球環境学,上下水道工学を履修してきていることが望ましいです. |
授業計画
第1回 | ガイダンス:この講義での重要キーワードについて |
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第2回 | 循環型社会形成の背景とその理念:廃棄物処理史,循環型社会への移行と基本理念 |
第3回 | 循環・適正処理のための法律:一般廃棄物と産業廃棄物,廃棄物処理法,資源有効利用促進法,個別のリサイクル法 |
第4回 | 有害廃棄物の管理と処理:基礎知識,有害化学物質管理,有害物質を含む製品のあり方 |
第5回 | 廃棄物処理計画と収集・輸送システム:市町村のごみ処理計画,計画の評価手法 |
第6回 | 熱的処理による適正処理と資源化(1):燃焼の基礎知識,燃焼形態と装置 |
第7回 | 熱的処理による適正処理と資源化(2):排ガス対策,サーマルリサイクルと資源化処理 |
第8回 | 破砕・選別・資源化技術:粗大・不燃ごみ,家電製品,建設廃棄物の適正処理とリサイクル |
第9回 | マテリアルリサイクルおよびRDF:プラスチックのリサイクル,可燃物の資源化 |
第10回 | 埋立処分:埋立処分の基礎知識,廃棄物処分場の機能と構造,施設と設備,維持管理,産業廃棄物とその問題 |
第11回 | 演習と解説 |
第12回 | 総合的廃棄物処理システムの構築:ライフサイクルアセスメントの適用,総合評価 |
第13回 | 最近の大きな課題から(1):資源とエネルギーの近未来 |
第14回 | 最近の大きな課題から(2):放射性廃棄物と核燃料リサイクル |
第15回 | 最近の大きな課題から(3):これからの廃棄物処理とリサイクル |
その他
教科書 |
適宜プリントを配布します.
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参考書 |
3R低炭素社会検定実行委員会 『3R・低炭素社会検定公式テキスト』 ミネルヴァ書房 2010年
田中・角田・松藤・東条 『リサイクル・適正処分のための廃棄物工学の基礎知識』 技報堂出版 2003年
廃棄物学会編 『新版 ごみ読本』 中央法規出版 2003年
他にも,いくつかの興味深い書籍などを講義中には紹介する予定です.理解増進のために,書店などで積極的に手に取ってもらえることを期待します.
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験および演習への取り組み. |
質問への対応 | 授業中,授業直後およびオフィスアワーを利用してください.その他については,電子メールでの予約をお願いします. |
研究室又は 連絡先 |
小沼研究室 駿河台3号館341室 内線:688 konuma@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 18:20 ~ 19:50
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学生への メッセージ |
資源循環や廃棄物管理は,今や土木系の職業分野にとっては必要不可欠な学問分野になってきています.講義内容の能動的な理解を期待します.授業計画には変更の可能性がありますので,講義中のアナウンス等に注意してください. この講義は「環境再生医初級」資格を取得するための講義の一つです.必要な講義群の単位を取得し,申し込みをすると資格が得られます.就職活動等に役立ててください. |