2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 構造力学Ⅰ演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 野村・長谷部 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜3 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A33O A34P |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | 構造力学 I 演習では,応用力学で学んだ基礎理論をもとに,高さをもった立体的な構造物における力の伝達を解析する方法を学ぶ.また,エネルギー原理に基づいて構造物の変位を解析する方法を習得する.複雑な構造物を設計・計画するために必要な素養をつける. |
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授業形態及び 授業方法 |
並行して設置している「構造力学I」で行った,直前の授業内容に関する演習を行う. |
履修条件 | 「構造力学I」を同時に履修すること.あるいは事前に履修をしていること. |
授業計画
第1回 | 静定トラス:節点法,断面法,不静定次数 |
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第2回 | 静定ラーメン(1):断面力の求め方 |
第3回 | 静定ラーメン(2):断面力分布,3ヒンジ構造 |
第4回 | 構造物の弾性変形:仕事とひずみエネルギー |
第5回 | カスティリアノの定理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 |
第6回 | カスティリアノの定理(2):曲げを受ける部材のひずみエネルギー |
第7回 | 総合的演習課題 |
第8回 | 仮想仕事の原理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 |
第9回 | 仮想仕事の原理(2):静定ラーメンの変位の計算 |
第10回 | 仮想仕事の原理(3):温度差,製作誤差による変形の計算 |
第11回 | 不静定構造の解き方(1):基本的な不静定構造.静定基本系. |
第12回 | 不静定構造の解き方(2):仮想仕事の原理による解き方. |
第13回 | 内的不静定構造の解き方:最小仕事の原理 |
第14回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(1) |
第15回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(2) |
その他
教科書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
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参考書 |
竹間弘,樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版
講義の内容,レベルと同等のテキストです.演習問題を解くと実力が増します.
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成績評価の方法 及び基準 |
各回の演習の評価(約40%),定期試験の結果(約60%)で評価する.演習の出席状況が不良の場合は不合格とする. |
質問への対応 | 演習は課題を理解し実力をつけるために実施するので,演習時間中に大いにして下さい. |
研究室又は 連絡先 |
お茶の水校舎7階 C707号室,nomura@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 11:00 ~ 12:00 長谷部
月曜 駿河台 12:30 ~ 13:30 野村
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学生への メッセージ |
構造力学I は,理論を理解するだけでなく実際に問題を確実に解けることが重要です.そのために授業と演習を協調させています.際に問題に取り組むことが,逆に理論の理解にもつながります.演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に問題を解く訓練をして下さい.構造力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です.多くの問題を解くことは,構造物の力学的特徴を身に付けることにも役立ちます. |