2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 橋の力学とデザイン | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 関 文夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A33S |
クラス |
概要
学修到達目標 | この講義では、橋梁という構造物の設計的な意義を理解しながら、その礎となる力学と造形の理解を深めたいと考えている。世界の橋梁エンジニアと構造エンジニアの最新の情報を基に、構造と造形に係るを知見を深めることを目標としている |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心に行うが、各構造形式毎のレポート、最終的には、自分で構造のユニークな橋梁を発案し、その模型を製作して、実験を行い概要集(論文体裁A4×2枚)としてまとめて提出する。 |
履修条件 | 構造系の座学、演習などを履修していること |
授業計画
第1回 | ガイダンス 授業計画、成績評価基準、世界の橋梁 |
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第2回 | 橋の設計史 橋のデザイン、構造史、コンセプチュアルデザイン |
第3回 | 橋のデザインと技術 構造、造形、景観・空間、利用性、材料、施工、ディテール、コスト |
第4回 | 橋の設計家と設計理念 ロベールマイヤール、エデュアルド・トロハ、ピエール・ルイジ・ネルヴィ、イーロ・サーリネン、クリスチャン・メン、ジャンミューラー、フリィッツ・レオンハルト、ヨルグシュライッヒ、ジリストラスキィ、マイクシュライッヒ、サンチャゴカラトラバ、ノーマンフォスター、ミッシェル・ビルロージュ、レンゾ・ピアノ、マルク・ミムラム、ローラン・ネイ他 |
第5回 | 橋の材料と構造 橋の材料(石、RC,PC,鋼材、木材、FRP他)、材料と力学と構造特性、圧縮と引張 |
第6回 | 課題とコンペティション 実験課題に関する物性、課題、日本のコンペティションの現状 |
第7回 | 梁構造 梁構造と断面力、梁構造の特性、梁構造の種類、梁構造のデザイン |
第8回 | ラーメン構造 ラーメン構造と断面力、ラーメン構造の特性、ラーメン構造の種類、デザイン |
第9回 | アーチ構造 アーチ構造と断面力、アーチ構造の特性、アーチ構造の種類、アーチ構造のデザイン |
第10回 | トラス構造 トラス構造と断面力、トラス構造の特性、トラス構造の種類、トラス構造のデザイン |
第11回 | 吊構造 吊構造と断面力、吊構造の特性、吊構造の種類、吊構造のデザイン |
第12回 | デザインの実践① デザインの流れ、デザインの考え方、条件の克服、プロセス |
第13回 | デザインの実践② デザインの流れ、デザインの考え方、条件の克服、プロセス |
第14回 | デザインの実践③ デザインの流れ、デザインの考え方、条件の克服、プロセス |
第15回 | 講評 |
その他
教科書 |
なし
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参考書 |
講義中に紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の課題(30%)、橋のデザイン模型実験+レポート(70%)で評価する。 |
質問への対応 | オフィスアワーかメイルによる。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 3号館338室 TEL 03-3259-0666 メイルアドレス seki@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:10 ~ 12:40
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学生への メッセージ |
この講義は、橋やデザインを職業として考えている構造エンジニア、土木設計家、公務員を対象として、実社会に即した講義内容としています。単に力学計算を行うのではなく、力学と構造の関係を楽しく学び、その仕組みを理解することから、構造に関する専門的な知識を身につけることを目標としています。 |