2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 道路工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 大沢・峰岸(順) | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A35Q |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目は土木工学の専門科目として設置されているものであり、道路の計画設計に関する基礎を習得する。本講義を通じ、土木技術者に必要とされる幅広い視野を修得し、最終的には道路利用者及び住民に有用であり、耐久性に富み、周辺環境にマッチした道路の計画設計を合理的に行うことができる技術者を育てることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義はPPTを中心とした講義形式で行うが、部分的にはVTRも利用する。 |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | 道路を学ぶ意義 授業の進め方/道路の定義/道路の役割/道路と街路/道路を眺めて見る |
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第2回 | わが国の道路整備の変遷と財源 道路の歴史/高速道路/国道/道路整備特別会計/有料道路制度 |
第3回 | 道路法体系 道路法/関係法令/道路構造令の運用と解説/道路の機能 |
第4回 | 道路の計画設計(1) 事業手続き/都市計画決定/用地買収/補償/合意形成/PI/維持管理 |
第5回 | 道路の計画設計(2) 計画設計プロセス/道路の種類/道路の区分/横断構成/路線選定 |
第6回 | 道路の計画設計(3) 幾何構造/線形設計/平面線形/縦断線形 |
第7回 | 道路の計画設計(4)と計画設計のまとめ 平面交差/立体交差/道路付属施設/交通公害/環境対策 |
第8回 | 舗装の役割と機能 舗装の役割と機能/歴史/舗装概論(種類と用途、設計、施工、補修、環境対策) |
第9回 | 舗装の設計(1) 設計の流れ/設計条件(交通条件、路床条件、気象条件)/アスファルト舗装の設計 |
第10回 | 舗装の設計(2) コンクリート舗装の設計/各種舗装の設計演習 |
第11回 | 舗装用材料 アスファルト舗装用材料/コンクリート舗装用材料/路床・路盤材料/再生材料 |
第12回 | 舗装の施工 アスファルト舗装の施工/コンクリート舗装の施工 |
第13回 | 各種舗装 歩道舗装/ブロック系舗装/橋面舗装/透水性舗装/遮熱性舗装/低騒音舗装など |
第14回 | 舗装の補修 舗装の破損/舗装の評価方法/補修工法/補修工法の選定/舗装マネジメントシステム |
第15回 | 平常試験と解説 |
その他
教科書 |
必要な資料は講義時に配布する
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参考書 |
社団法人日本道路協会 『道路構造令の解説と運用』 丸善 2004年 第改訂版
姫野賢治 『道路工学』 理工図書(株) 2005年 第初版
多田宏行 『道路工学(改訂2版)』 (株)オーム社 2007年 第2版
石井一朗 『道路工学入門』 森北出版(株) 2006年 第1版
窪田陽一 『道路が一番わかる』 技術評論社 2001年 第1版
阿部頼政 『舗装工学』 (社)土木学会 1995年 第1版
中村俊行 『舗装設計施工指針(平成18年版)』 (社)日本道路協会 2006年 第18年版
矢野善章 『舗装設計便覧(平成18年版)』 (社)日本道路協会 2006年 第18年版
西澤辰男 『舗装工学の基礎』 (公社)土木学会 2012年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験70%、レボート30%で評価する。 |
質問への対応 | 授業中随時または授業後に受付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
大沢:駿河台校舎(研究室所在地は講義時に伝達) e-mail:moosawa@civil.cst.nihon-u.ac.jp 峰岸:e-mail講義時に連絡する |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 担当:大沢(研究室)
土曜 駿河台 16:40 ~ 17:40 担当:大沢(研究室)
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学生への メッセージ |
道路は特別なものでなく人間生活を支える血管でもある。その道路について理解を深めることを期待する。 道路は、自動車のためだけでなく、自転車、歩行者も利用する。実際に様々な観点から道路を利用して、理解を深めると同時に問題意識を持つことを期待する。 |