2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | ビジュアルスタディ都市交通計画 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 岸井・大沢・三友・日野 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 木曜1 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A41S A42P |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | 我々は、「住む」「働く」「学ぶ」「遊ぶ」の生活の一連の行為を都市にて行っている。生活する上で、安心して快適に暮らせることが必須条件であり、都市を考えることは自分自身の生活環境を考えることでもある。そのような都市への理解と我々土木技術者が行う道路・公園・河川といった様々な都市基盤の設計と空間秩序の制度化、即ち都市土木・都市交通計画の基礎を習得することを目標とする。また土木工学は経験工学であり、現場あっての土木である。そのため自分の考えと体験を通じて都市土木・都市交通計画への認識を深めることとする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式と演習方式を織り交ぜながら授業を実施する。 講義形式では、土木にまつわる都市の基礎を幅広く習得することを目的にパワーポイントとVTRを利用し都市交通計画について深く学ぶと同時に、授業内容を確認する小テストを実施する。演習形式では、都市交通計画に対する問題認識の発掘と解決方法の育成に主眼に置き、御茶ノ水をケーススタディとして、社会基盤施設及び都市交通の課題認識を行った上で、課題の解決方法及びその具体的手法について、自らが提案を行う。 |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | 都市交通計画を学ぶ意義 土木における都市交通計画の位置づけ/日常生活と土木/パーソントリップ調査 |
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第2回 | 都市の見方 御茶ノ水都市交通課題図(その1)説明 |
第3回 | 都市の共通のルール 都市計画制度のVTR視聴 |
第4回 | 御茶ノ水都市交通課題図(その1)作成 御茶ノ水のポテンシャルの発見/課題解決の検討 |
第5回 | 都市をつくる 計画の理念/事例紹介/土地区画整理事業のVTR視聴 |
第6回 | 密集市街地を改善する・建物をつくる 計画の理念/事例紹介/市街地再開発事業のVTR視聴 |
第7回 | 道路をつくる 計画の理念/事例紹介/道路事業・街路事業のVTR視聴 |
第8回 | 鉄道とまちづくり 計画の理念/事例紹介/鉄道立体化・駅前広場整備のVTR視聴 |
第9回 | 新交通システムをつくる 計画の理念/事例紹介/新交通・モノレール・LRTのVTR視聴 |
第10回 | 公園をつくる・環境を守る 計画の理念/事例紹介/公園づくり・環境保全のVTR視聴 |
第11回 | 広場をつくる 計画の理念/事例紹介/空間デザインのVTR視聴 |
第12回 | 御茶ノ水都市交通課題図(その2)作成 課題解決方策の具体的検討 |
第13回 | 都市デザインを考える 計画の理念/事例紹介/都市デザインのVTR視聴 |
第14回 | プロジェクト講話 都市開発プロジェクト担当者からの海外の事例紹介 |
第15回 | ビジュアルスタディ都市交通計画のまとめ 現在の都市交通計画のあり方/計画論/事業論/維持管理/最新のプロジェクト紹介 |
その他
教科書 |
特になし(必要な資料は授業中に配布する)
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参考書 |
高見沢実 『初学者のための都市工学入門』 鹿島出版会
樗木武・吉武哲信・辰巳浩 『よく知ろう都市のことを』 共立出版
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成績評価の方法 及び基準 |
提出されたレポート85%及び授業中に実施する小テスト15%により評価する。 提出を求めるレポートについては、ガイダンス時に発表する。 |
質問への対応 | 授業終了後直接面談するか、あるいはe-mailで質問をくれれば返信する |
研究室又は 連絡先 |
岸井(駿河台校舎:研究室所在地は講義時に伝達) e-mail kishii@civil.cst.nihon-u.ac.jp 大沢(駿河台校舎:研究室所在地は講義時に伝達) e-mail moosawa@civil.cst.nihon-u.ac.jp 三友(駿河台校舎:研究室所在地は講義時に伝達) e-mail mitomo@civil.cst.nihon-u.ac.jp 日野:大沢を経由し連絡を取ること |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 担当:大沢(研究室)
木曜 駿河台 13:30 ~ 14:30 担当:三友(研究室)
土曜 駿河台 16:40 ~ 17:40 担当:大沢(研究室)
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学生への メッセージ |
都市交通計画は、自ら問題意識を持ち、自ら問題を考え答えを導くものである。与えられた問題を解答するのではなく、考えて、考えて、考えた結果が答えである。受動でなく、都市と交通に対する問題意識を強く持ち学ぶこと。 |