2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 交通計画 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 金子 雄一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A41T |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目は土木工学の専門教育科目として設置されており,交通計画の基礎に関する学習を通じて,交通計画の方法論を習得し,最終的には交通計画に必要な手法を駆使できる技術者を育てることを目的としている. |
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授業形態及び 授業方法 |
基礎的な知識と手法の習得を目的に,教科書を利用した講義形式で行い,適宜講義内容を補完するため,過去の公務員試験や資格試験の問題を題材に演習を行う. |
履修条件 | 「土木計画の基礎」を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | イントロダクション:講義内容,日程などについての説明および交通計画の概念 |
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第2回 | 社会と交通の現状:人口動態,経済動向,都市圏や都市間の交通の現状など |
第3回 | 交通計画の概要:交通にかかわる計画制度の体系,個別の計画制度,評価制度の内容 |
第4回 | 交通の統計調査:統計調査の意義と役割,パーソントリップ調査や道路交通センサスなど個々の統計調査の目的・方法・活用 |
第5回 | 交通需要予測(1):4段階推計法,生成交通量の推計,発生・集中交通量の推計,分布交通量の推計 |
第6回 | 交通需要予測(2):分担交通量の推計,配分交通量の推計 |
第7回 | 道路の計画(1):道路の機能と役割,道路の種類,都市計画道路,道路網計画,路線計画 |
第8回 | 道路の計画(2):道路の設計,計画交通量と交通容量,道路整備の主体と費用負担,鉄道との立体交差化 |
第9回 | 公共交通の計画:鉄道の計画,軌道系交通の計画,バスの計画,地域公共交通の計画,交通結節点の計画 |
第10回 | 都市間の幹線交通計画:国土計画における位置づけ,幹線道路の計画,幹線鉄道の計画,空港の計画 |
第11回 | 交通と環境:生活環境,地球温暖化,環境アセスメント制度,戦略的環境アセスメント,交通需要マネジメント(TDM) |
第12回 | 安全・安心な交通:交通事故の発生状況,交通安全対策,バリアフリー対策,自転車交通の安全対策 |
第13回 | ICTと交通:ITS(高度道路交通システム),公共交通とICT,ICTの今後の展開 |
第14回 | 交通計画に関する最近の話題 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
金子雄一郎 『交通計画学』 土木・環境系コアテキストシリーズ コロナ社 2012年 第2版
教科書は第1回の講義開始前に教室で販売する予定です.詳細は土木事務前に掲示します.
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参考書 |
授業中に紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(90%),授業中に実施する課題(10%)で評価する. |
質問への対応 | 講義中およびアポイントによる. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎,Email:kaneko@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
私達の暮らしに関係の深い交通のあり方について,真剣に考える場としたいと考えています. |