2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 河川環境工学 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 安田 陽一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A41U |
クラス |
概要
学修到達目標 | 治水、利水、環境などの多面的な観点から川の姿を把握し、河川の整備・管理の考え方について述べる。具体的には、国内の河川の特徴を学習し、河川を管理する上で必要な河川法、治水・利水からみた河川構造物の位置づけ、河川計画、現在の河川環境からみた今後の河川整備の方向性などを考える。 |
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授業形態及び 授業方法 |
資料配布を事前にCSTポータルにアップロードし、各自が関連内容を調べ、授業当日は質問に回答する授業展開とする。必要に応じてPTTなどを利用して説明する。なお、授業ごとに当該内容の総括をA4レポート用紙1枚にまとめる課題、および授業内容に関する小テスト課題を出題する。出題後5日以内に提出した場合に限り添削を実施する。また、定期的に理解度確認試験を実施する。 |
履修条件 | 単位修得有無には制限はないが、水理学Ⅰ・Ⅱを履修した学生を対象とする。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス(授業の進め方,成績評価の仕方,レポート課題の提示方法,資料提供の仕方) |
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第2回 | 河川環境工学で学ぶポイントおよび河川地形について学ぶ. |
第3回 | 土砂の生産と移動,河床形態,河床変動の予測について学ぶ. |
第4回 | 河川構造物の機能とその特徴について学ぶ. |
第5回 | 第1回理解度確認試験を実施し,その解説を行う. |
第6回 | 河川計画について学ぶ. |
第7回 | 河川堤防について学ぶ. |
第8回 | 水文調査・解析について学ぶ. |
第9回 | 水文流出解析について学ぶ. |
第10回 | 第2回理解度確認試験を実施し,その解説を行う. |
第11回 | 非定常流の取扱い 河道の水理について学ぶ. 洪水流の伝播速度およびKleitz Seddonの法則を学ぶ. |
第12回 | 洪水時における流量・流速・水深・水面勾配のピーク順序を学ぶ. |
第13回 | 洪水時の貯水池における減勢効果について学ぶ.理想段波について学ぶ. |
第14回 | 津波の特性,グリーンの法則について学ぶ. |
第15回 | 第3回理解度確認試験を実施し,その解説を行う. |
その他
教科書 |
椎葉充晴、立川康人、市川 温 『例題に学ぶ水文学』 森北出版株式会社 2010年 第1版
教科書の指定はしない。
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参考書 |
講義に必要な資料を適宜配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート点、定期試験、および出席状況から成績を評価する。 |
質問への対応 | メイルもしくは、メイルによってアポをとる。表題には必ず<河川環境工学の件>と記載すること。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館安田研究室(環境水理研究室)436号室 安田:yokyas@civil.cst.nihon-u.ac.jp 安田:03-3259-0409 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 17:00 ~ 19:00 436号室
木曜 駿河台 10:40 ~ 13:00 436号室
金曜 駿河台 16:00 ~ 18:00 436号室
土曜 駿河台 18:20 ~ 20:00 436号室
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学生への メッセージ |
土木工学科で河川工学を学ばずに卒業することは社会的には土木技術の主力を捨てたことになる。河川とその環境に対する正しい認識と知識を身につけてもらい。また、さまざまな実践的な課題に取り組める技術者になることを望む。 |