データの解析 (A43C)

学修到達目標	私たちが問題を解決しようとするとき，様々な情報を必要とします．その情報を作り出すためには，必要なデータを収集，蓄積し，データ間の関係を調べたり，性質を抽出する必要があります．この授業では，在学中はもとより，実社会でも求められているデータを解析する能力を身に付けることを目標とします．
授業形態及び授業方法	基本的事項について講義の後，実際にコンピュータを使用した演習を行います．一般の語学の学習と同じで，講義を聴いているだけではなかなか修得できません．そのため，実際にコンピュータに触れて使用経験を多く積むように演習を行うと共に，適宜課題を課します．
履修条件	専門基礎教育科目，選択．

第1回	ガイダンス・Excelの名称と基本操作（１）土木分野におけるデータ分析の役割，データの入力，数式，関数の利用法
第2回	Excelの名称と基本操作（２）　データの入力，数式，関数の利用法
第3回	データの集計：記述統計（１）データの尺度，度数分布（ヒストグラム），各種グラフの作成
第4回	データの集計：記述統計（２）平均値，中央値，最頻値
第5回	データの集計：記述統計（３）分散，標準偏差，変動係数，四分位偏差・範囲
第6回	課題第１回～第５回までの内容
第7回	確率分布（１）確率変数，確率関数，離散型確率分布（二項分布，ポアソン分布等）
第8回	確率分布（２）連続型確率分布（正規分布，標準正規分布，対数正規分布等）
第9回	確率分布（３）確率分布に関する演習
第10回	２つの変数の関係の記述（１）クロス集計表，散布図，オッズ比，クラメールの連関係数
第11回	２つの変数の関係の記述（２）相関係数，順位相関係数，偏相関係数
第12回	２つの変数の関係の記述（３）回帰分析，最小二乗法
第13回	課題第７回～１２回までの内容
第14回	土木分野における確率・統計の活用事例の紹介
第15回	全体のまとめ

教科書	授業で使用する教科書については，後記開始時までに掲示します．
参考書	適宜，補足のプリントを配付する
成績評価の方法及び基準	平常の取り組みと定期試験で総合評価する
質問への対応	教室で対応する．後期授業期間中は，下記オフィスアワーに，船橋校舎6号館1階616室でも対応する．
研究室又は連絡先	金子：駿河台校舎 E-mail：kaneko@civil.cst.nihon-u.ac.jp 大沢：駿河台校舎 E-mail：moosawa@civil.cst.nihon-u.ac.jp 小沼：駿河台校舎 E-mail：konuma@civil.cst.nihon-u.ac.jp 長谷部：駿河台校舎 E-mail：hasebe@civil.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	月曜船橋 12:20 ～ 13:10 木曜船橋 12:20 ～ 13:10
学生へのメッセージ	自らコンピュータに触れて，使用経験を多く積むように心掛けてほしい．

2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科