2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 水理学Ⅰ演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 高橋・大津 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 木曜3 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A43M A44N |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | 水理学は土木工学における基本的な学科目の1つであり、主として水の流れについて学ぶ教科である。また、水工系(河川環境工学、水の循環、海岸環境工学など)および防災工学総合講義、資源エネルギー工学、上下水道工学などの学科目の基礎となる。水理学Ⅰ演習では、静水力学、流れの基礎式、管路の流れ、単線管路の設計についての演習を行う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
演習によって主要な内容の理解を深める。模型実験などを利用して現象を説明する。また、複数の教員およびTAを通じて個別指導を行い、演習時間内に行った演習のレポートを提出してもらう。なお、「静水力学」が終了した時点で中間試験を実施する。 |
履修条件 | 水理学Ⅰと水理学Ⅰ演習の両方を受講・受験することによって履修条件を満たす科目である。 |
授業計画
第1回 | 単位と次元についての演習 「SI単位・工学単位の表示、次元式の表示を学ぶ」 |
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第2回 | 静水中の圧力についての演習 「圧力の取り扱い(絶対圧力・ゲージ圧力の表示)と考え方を学ぶ」 |
第3回 | 平面の受ける圧力についての演習 「平板に作用する全圧力の大きさと作用位置の算定および表示方法を学ぶ」 |
第4回 | 曲面の受ける圧力についての演習 「曲面に作用する全圧力(浮力を含む)の大きさと作用位置の算定および表示方法を学ぶ」 |
第5回 | 浮体の安定についての演習 「浮体の安定条件、浮心・傾心の算定方法を学ぶ」 |
第6回 | 相対的静止についての演習 「オイラーの平衡方程式とその適用方法を学ぶ」 |
第7回 | 中間試験 |
第8回 | 流れの入門・流れの基礎式(その1)についての演習 「術語の定義、連続の式・ベルヌーイの定理とそれらの適用方法を学ぶ」 |
第9回 | 流れの基礎式(その2)についての演習 「運動量方程式とその適用方法を学ぶ」 |
第10回 | 実在する流れの特徴(その1)についての演習 「層流・乱流の流速分布・内部摩擦・固体壁面抵抗を学ぶ」 |
第11回 | 実在する流れの特徴(その2)についての演習 「各種損失水頭、断面平均流速を用いた流れの運動の取り扱いを学ぶ」 |
第12回 | 単線管路(その1)についての演習 「貯水池間に結ばれた単線管路および自由放流端を有する単線管路の水理計算方法を学ぶ」 |
第13回 | 単線管路(その2)についての演習 「サイフォンを有する単線管路の水理計算方法を学ぶ」 |
第14回 | 平常試験および解説 |
第15回 | まとめ |
その他
教科書 |
大津岩夫・安田陽一 共編 『水理学-Application for Theory-』 理工図書 2009年 第1版4刷版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験によって成績評価する。 |
質問への対応 | 質問日を設け、指定時間・場所で対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館435A(高橋研究室) 連絡先(電子メール):<masayuki@civil.cst.nihon-u.ac.jp> |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:00 ~ 13:10
木曜 駿河台 12:00 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
専門科目の中でも重要な科目の1つです。本気に取り組むと興味深く理解できる科目です。中途半端な気持ちでは厳しい科目です。 |