2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | まちづくり事業論 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 大沢・矢島 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A44Q |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本授業では、まちづくりに関する社会基盤の計画の基礎的な考え方と計画されたものを事業化する方法を実務の観点から学ぶ。まちづくりを直接支える都市基盤とそれを下支えする広域基盤の両面にわたる基礎学習(基本的な法規を含む)を通して、土木技術者が対象とするまちづくり領域の総合性を理解し、最終的には様々なまちづくりと都市基盤整備が行えるような土木技術者を育てることを目的としている。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義は、パワーポイントや配布資料を利用とした講義形式を中心に行うが、部分的には事例研究を実施し、さらにレポートを提出する方法で行う。 |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | まちづくりとは何か?公共施設とは何か? 授業の進め方/まちづくりの担い手/公共投資・公共事業の契約/公共施設整備のプロセス/直轄事業と補助事業/都市計画の3本柱(土地利用・都市施設・市街地開発事業) |
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第2回 | 実際のまちづくりプロジェクトの紹介 計画プロセス/都市再開発/道路整備/ニュータウン/災害復興 |
第3回 | まちづくりを支える法制度(1) 法治国家/日本国憲法/法と条例/まちづくり関連法/環境影響評価 |
第4回 | まちづくりを支える法制度(2) 共通ルールの必要性/都市計画法/建築基準法 |
第5回 | まちづくりを支える法制度(2) 道路法/河川法/都市公園法 |
第6回 | まちづくり実現化手法(1) まちづくり課題に対応した事業手法選択/用地買収による各種施設整備/土地収用 |
第7回 | まちづくり実現化手法(2) 土地区画整理事業/法制度/事例 |
第8回 | まちづくり実現化手法(3) 市街地再開事業/地区計画/建築協定/法制度/事例 |
第9回 | まちづくりを支える基盤施設の計画・整備(1) 一般道路・街路の計画と整備/その展開とシステム/法制度/事例 |
第10回 | まちづくりを支える基盤施設の計画・整備(2) 都市間高速道路/都市高速道路/法制度 |
第11回 | まちづくりを支える基盤施設の計画・整備(3) 都市鉄道/新幹線/法制度/事例 |
第12回 | まちづくりを支える基盤施設の計画・整備(4) 地下鉄/モノレール/新交通/路面電車/法制度/事例 |
第13回 | まちづくりを支える基盤施設の計画・整備(5) 河川の計画整備/外水と内水/法制度/事例 |
第14回 | まちづくりを支える事業の評価 公共事業評価/費用便益分析 |
第15回 | 市民参加によるまちづくり 合意形成と意思決定/パブリックインボルブメント |
その他
教科書 |
特に指定しない(必要資料は随時配布)
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参考書 |
授業中に指示する
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験(70%)、授業中に実施する小テスト及びレポート(30%) |
質問への対応 | 授業終了後直接面談するか、あるいはe-mailで質問をくれれば返信する |
研究室又は 連絡先 |
矢島:大沢を通じて連絡を取ること 大沢:駿河台校舎(研究室所在地は講義時に伝達) e-mail moosawa@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:20 担当:大沢(研究室)
土曜 駿河台 16:40 ~ 17:40 担当:大沢(研究室)
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学生への メッセージ |
土木技術者としてのみならず都市に生活する者として都市計画を実現する手法と関連法規の基礎知識を身につけておかなければならない。都市を変えてみたい!という積極的な気持ちを期待する。 |