2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 水理学Ⅱ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 高橋 正行 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A45N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 水理学Ⅰの内容に続き、管路と開水路の基本設計が可能な能力を養成する。特に、開水路の水理学は河川環境工学、防災工学総合講義、海岸環境工学、上下水道工学の基礎として重要である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主要な内容が理解しやすいように教科書および模型実験などを利用して現象を説明する。 |
履修条件 | 水理学Ⅱと水理学Ⅱ演習の両方の授業を受講・受験することによって履修条件を満たす科目である。 |
授業計画
第1回 | 単線管路「ポンプと水車」についての講義 「揚程、有効落差を学ぶ」 |
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第2回 | 複線管路についての講義 「等値換算長さ、損失水頭を学ぶ」 |
第3回 | 枝状管路についての講義 「合流・分流を学ぶ」 |
第4回 | 管路網についての講義 「管路網計算の取り扱いと考え方を学ぶ」 |
第5回 | 開水路等流についての講義 「開水路流れに関する術語、等流の定義、等流となるための条件を学ぶ」 |
第6回 | 等流水路の水理設計(その1)についての講義 「水理上有利な断面を学ぶ」 |
第7回 | 等流水路の水理設計(その2)についての講義 「水理特性曲線を用いた断面決定法、複断面開水路における流量算定法を学ぶ」 |
第8回 | 射流・常流・限界流についての講義 「射流・常流・限界流の定義、限界流の条件(ベランジャーの定理・ベスの定理)を学ぶ」 |
第9回 | 跳水現象についての講義 「跳水上・下流端の水深間の関係、跳水によるエネルギー損失の算定方法を学ぶ.また、跳水長について学ぶ」 |
第10回 | 開水路不等流(漸変流)(その1)についての講義 「一次元の漸変流の基礎式について学ぶ」 |
第11回 | 開水路不等流(漸変流)(その2)についての講義 「広長方形断面の定義、不等流の水面形の種類とその推定方法を学ぶ」 |
第12回 | 開水路不等流(漸変流)(その3)についての講義 「広長方形断面水路における不等流の水面形の計算方法(Bresseの方法)を学ぶ」 |
第13回 | オリフィス・堰(刃型せき)についての講義(その1) 「大オリフィス・小オリフィスの取り扱い、オリフィスにおける流量算定法を学ぶ」 |
第14回 | オリフィス・堰(刃型せき)についての講義(その2) 「刃型せきにおける流量算定法を学ぶ」 |
第15回 | 排水時間についての講義 「排水時間の計算方法を学ぶ」 |
その他
教科書 |
大津岩夫・安田陽一 共編 『水理学-Application for Theory-』 理工図書 2009年 第1版4刷版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
試験によって成績評価する。 |
質問への対応 | 質問日を設け、指定時間・場所で対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館435A(高橋研究室) 連絡先(電子メール):<masayuki@civil.cst.nihon-u.ac.jp> |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:00
木曜 駿河台 12:10 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
専門科目の中でも重要な科目の1つです。本気に取り組むと興味深く理解できる科目です。中途半端な気持ちでは厳しい科目です。 |