2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | ビジュアルスタディ構造 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 長谷部・小田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 金曜1 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A51O A52O |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | この科目は,2年に設置されている応用力学・構造力学Iに関連したテーマ,および構造工学に関する特に重要なテーマについて,ビデオ,ミニ実験等,ビジュアルな教材を活用し,体験的に学力をつけることを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
テーマごとに,ビジュアルな学習,補足講義,演習あるいは小テスト(総合テスト)をもって完結する. ビジュアルスタディ構造は,1組・2組を隔週で2コマ(1限,2限)続けてそれぞれ6回ずつ実施する.詳細・実施日はガイダンス時もしくは掲示にて説明する. |
履修条件 | 「応用力学」「構造力学Ⅰ」を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | ガイダンス:授業の内容,成績評価法などについて説明する. テーマ(1a)はりの支点反力: はりに集中荷重を作用させたときの支点反力を計測し,理論値と比較,考察する. |
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第2回 | テーマ(1b)はりの影響線: はりに移動荷重を作用させたときの支点反力を計測し,理論値と比較,考察する. |
第3回 | テーマ(2a)トラス(安定・不安定): トラス構造物に集中荷重を作用させたときのトラス部材の変形を観察し,考察する. |
第4回 | テーマ(2b)トラス(軸力の圧縮と引張り): トラス構造物に集中荷重を作用させたときのさまざまな長さのトラス部材の変形を観察し,考察する. |
第5回 | テーマ(3a)はりの曲げ変形: 片持ちばりに集中荷重を作用させたときのひずみを計測し,ひずみの分布特性を理解する. |
第6回 | テーマ(3b)はりのたわみ: 片持ちばりに集中荷重を作用させたときのたわみを計測し,理論値と比較,考察する. |
第7回 | テーマ(4a)ひずみの精密測定: ひずみゲージを用いたひずみの測定方法の理論を講義し,操作方法を理解する. |
第8回 | テーマ(4b)ひずみの精密測定: 単純はりと片持ちはりに集中荷重を作用させたときのひずみをひずみゲージを用いて精密に計測し,理論値と比較,考察する. |
第9回 | テーマ(5a)長柱の座屈(講義): 長柱の座屈について講義を行う. |
第10回 | テーマ(5b)振動(講義): 構造物の振動現象について講義を行う. |
第11回 | テーマ(6a)長柱の座屈(演習): 長柱の座屈に関する演習と解説を行う. |
第12回 | テーマ(6b)長柱の座屈(ミニ実験): さまざまな断面の長柱に圧縮力を作用させたときの変形を観察し,考察する. |
第13回 | テーマ(7a)振動(演習) 構造物の振動現象に関する演習と解説を行う. |
第14回 | テーマ(7b)振動(ミニ実験:固有振動数,構造と共振): 1自由度模型の固有周期を計測し,理論値と比較,考察する.共振現象を観察し,考察する. |
第15回 | 総合演習: 本授業で取り扱った範囲を対象に演習を実施し,その解説を行う. |
その他
教科書 |
必要に応じて資料を配布する.
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参考書 |
特に指定しない.
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成績評価の方法 及び基準 |
テーマごとに行われるミニ実験,演習の結果を総合して成績評価する. |
質問への対応 | 授業時間中に教員が各グループを巡回しているので,その場で質問を受け付けます.大いに質問して下さい. |
研究室又は 連絡先 |
長谷部(hasebe@civil.cst.nihon-u.ac.jp, お茶の水校舎7階978室) 小田(oda@civil.cst.nihon-u.ac.jp, 駿河台4号館3階434B室) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 10:00 ~ 12:00 長谷部
火曜 駿河台 13:00 ~ 15:00 小田
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学生への メッセージ |
構造物の挙動を体験することにより,授業・演習で学んでいる内容をまったく異なる角度から確認し,理解を深めることができます.楽しみながら実力がつく科目です. |