2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 測量学Ⅰ | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 羽柴 秀樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A51Q |
クラス |
概要
学修到達目標 | 土木事業は、まず企画され、次いで、調査、実施設計、施工等を経て一般に供用され、さら に維持管理される。測量はそのすべての段階に於いて密接に関係している.測量学Ⅰでは、土木技術者として必要な測量の基礎的知識を習得し、新しい技術利用についても知識を得ることを目標とする。加えて、測定値の取り扱いや測定誤差の処理の基本的事項を理解することを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義では、土木事業全般にわたって測量がどのように実際に行われ、どのように必要とされ ているか、その実用されている状況などの紹介を加えながら測量の基本事項の説明を行う。また、測定値と誤差の数学的な取り扱いの基本事項を習得するため演習を適時加える。講義では、主にプリント、黒板書を利用し講義を進めるが、適時プロジェクターなどを利用し実例などを直感的に理解できるよう工夫する予定である。測量実習Ⅰの内容とほぼ並行して授業を進める。 |
履修条件 | 本科目は再履修生を対象とした設置である。 今年度3年次以上の学年に在籍しており、これまでに測量学Ⅰを履修し単位取得ができていない者の限る。 |
授業計画
第1回 | 測量学についての概説講義 測量学Ⅰの全体構成の概説を行う。特に土木工学の中での測量学の位置づけを行う。 |
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第2回 | 実務における測量技術 土木の分野で行われている実務的な測量技術の紹介を行う。 |
第3回 | 測量の新技術と空間情報 新技術(GPS、GIS,リモートセンシグ、数値地図など)を紹介し空間情報の概説を行う。 |
第4回 | 距離測量(1) 測量の基礎事項である距離の測定方法について説明する。 |
第5回 | 距離測量(2) 距離測定の詳細説明を行い、タイライン法、支距測量について説明する。 |
第6回 | 角測定(1) 測量の基礎事項である角度の測定方法について、主に単測法について説明する。 |
第7回 | 角測定(2) 角測定について詳細説明を行い、倍測法、方向法について説明する。 |
第8回 | 中間テストおよび解答解説 |
第9回 | トラバース測量(1) 距離測量と角測量からなるトラバース測量について基本的な考え方を説明する。 |
第10回 | トラバース測量(2) トラバース測量について計算方法および図紙上への展開方法について説明する。 |
第11回 | 平板測量(1) 地形図や種々の地図の作成に必要となる平板測量について概要を説明する。 |
第12回 | 平板測量(2) 平板測量での各種測定手法の詳細な説明を行う。 |
第13回 | 測量の誤差(1) 測定値の計算処理の概説を行い、測定誤差の性質を整理する(演習を含む)。 |
第14回 | 測量の誤差(2) 測定値の平均値、最確値、誤差の表示、誤差の伝播について説明する。(演習を含む)。 |
第15回 | 全体のまとめ 測量学Ⅰの全体を再整理し、理解を深める。 |
その他
教科書 |
教科書を使用する(ガイダンス時に説明を加える)。また、必要に応じてプリントを配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験 50 %、中間テスト30% 授業中に作成するレポート等 20% |
質問への対応 | 基本的に授業中に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 羽柴研究室(研究室場所は別途掲示する)研究室電話:03-3259-0669 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 10:30 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
測量学は土木工学の中での基礎的な内容の学問であり、土木分野において建設や管理など実 務上必要となる事項がほとんどです。積極的な姿勢を大切にしてください。 |