2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 空間情報処理 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 羽柴 秀樹 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A51R |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目は土木工学科の専門教育科目として設置されているものであり,実利用が進みつつあ るリモートセンシングやGISの空間情報の取り扱いについての基本的事項と画像情報データの処理内容を理解し、土木技術者として空間情報を利用するための基本的な事項を習得することを目標とする |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
基本的には、板書・プリントを利用し説明を行う。画像の紹介や解析結果などはプロジェク ターなどを用いて画像から直感的に理解できるように工夫する。また、随時、画像処理等についての演習を実施する。 |
履修条件 | 履修条件なし。また、受講するにあたり、事前にプログラミングに関する情報処理技術は必要としない。 |
授業計画
第1回 | 空間情報の概説 講義全体の概要説明と現在実用中、開発が進む空間情報群の整理整頓を行う |
---|---|
第2回 | 航空機リモートセンシング 航空機リモートセンシングによる空間情報取得についての概要 |
第3回 | 衛星リモートセンシング概説 人工衛星による地球観測技術の概要と基本原理について |
第4回 | リモートセンシングの空間情報処理の基本(1)と演習(1) 主に、観測された画像データの基礎的な表示方法の基本事項の講義と演習 |
第5回 | リモートセンシングの空間情報処理の基本(2)と演習(2) 主に、画像情報による位置計測処理の基本事項の講義と演習 |
第6回 | リモートセンシングの空間情報処理の基本(3)と演習(3) 主に、画像の統計処理、土地被覆分類図作成、画像間演算の基本事項の講義と演習 |
第7回 | リモートセンシングによる環境調査と演習 リモートセンシングによる自然環境の基本的な調査の実例を通じた講義と画像処理演習 |
第8回 | リモートセンシングによる都市、地域の調査と演習 リモートセンシングによる都市、地域の基本的な調査の実例を通じた講義と画像処理演習 |
第9回 | リモートセンシングによる災害調査と演習 リモートセンシングによる自然災害の基本的な調査の実例を通じた講義と画像処理演習 |
第10回 | GISの基礎(1) 国土数値情報等の種々の数値地図の特徴を整理し、使用方法の基本事項 |
第11回 | GISの基礎(2)と演習 GIS(地理情報システム)の構造理解と実利用例の紹介 |
第12回 | GISの基礎(3)と演習 GIS(地理情報システム)による空間情報のハンドリングについての講義と演習 |
第13回 | GISの基礎(4)と演習 GIS(地理情報システム)による簡単な空間解析の講義と演習 |
第14回 | GPSについて GPSシステムによる空間情報取得と応用について(1) |
第15回 | GPSについておよび全体のまとめ GPSシステムによる空間情報取得と応用について(2)および全体のまとめ |
その他
教科書 |
必要に応じてプリントを配布する。
|
---|---|
参考書 |
特に指定はしないが、レポート作成などのための参考書や参照WEBの紹介を行う。
|
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験:60%、演習・レポート:40% |
質問への対応 | 基本的に授業中、授業終了後に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 羽柴研究室 (研究室場所は別途掲示する)研究室電話:03-3259-0669 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 10:30 ~ 18:00
|
学生への メッセージ |
実社会で利用または現在開発されつつある空間情報に関する処理技術・観測技術を講義中に 多く紹介していく予定です。この講義をきっかけに実務上さまざまな側面で利用の機会が今後増える空間情報群を有効に利用できるようにしてください。 |