2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | コンクリート構造設計演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 関・梅村・中村 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 土曜1 土曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A61M A62M |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | これまで学んだ力学を、材料の特性を理解して、カタチにする行為が設計です。そのカタチを検討する基礎が構造計算であり、力学が設計の中で、どのように使われるのかを理解することを目標にしています。ここでは、鉄筋コンクリートの梁モデルの演習を中心に行い、荷重の理解、部材断面の性質、梁の構造計算演習を行い、配筋計算の意味を解説し、構造計算の流れを習得することを目標とします。 |
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授業形態及び 授業方法 |
計算、作図といった演習中心の講義です。 電卓、定規を用意してください。 |
履修条件 | 力学の基礎I,II、応用力学、同演習、構造力学I、同演習,材料力学、ビジュアルコンクリート、コンクリート工学から数科目履修していること。コンクリート構造設計とセットで受講すること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 授業計画、成績評価基準、力学⇔材料学⇔設計学(構造工学)の位置け、設計=デザイン=DESIGN |
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第2回 | コンクリート構造設計 演習:紙細工 構造と設計の関係、断面形状、断面積、単位体積重量 |
第3回 | 擁壁の設計I 演習:計算 設計のフロー、基準類、設計の概念(許容応力度法、限界状態設計法)、荷重、材料強度 |
第4回 | 擁壁の設計II 演習:計算 安定計算(支持、滑動、回転)土圧、有効幅、核 |
第5回 | 擁壁の設計III 演習:計算 断面力の算定 |
第6回 | 擁壁の設計IV 演習:計算 曲げ応力と部材断面、縁応力度、せん断応力度、平均せん断応力度 |
第7回 | 擁壁の設計V 演習:計算 配筋、鉄筋の呼称、せん断補強金、配筋図、構造細目 |
第8回 | 梁の設計I 演習:計算 設計条件、許容応力度、材料定数 |
第9回 | 梁の設計II 演習:計算 断面力、断面力図、反力、せん断力図、曲げモーメント図 |
第10回 | 梁の設計III 演習:計算 鉄筋コンクリート、曲げ応力度照査、引張鉄筋、圧縮鉄筋、単鉄筋 |
第11回 | 梁の設計IV 演習:計算 鉄筋コンクリート、曲げ応力度照査、引張鉄筋、圧縮鉄筋、複鉄筋 |
第12回 | 梁の設計V 演習:計算 主応力、せん断応力度照査、斜め引張鉄筋量の照査、トラス理論 |
第13回 | 梁の設計VI 演習:計算 終局強度計算 |
第14回 | 梁の設計VII 演習:作図 構造図の作成、配筋図、細目 |
第15回 | PC梁の設計I 演習:計算 プレストレスレストコンクリート、PC,PRCの応力計算(軸力配置) |
その他
教科書 |
講義の際、紹介します。
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参考書 |
講義の際、紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
基本的には定期試験による評価とする。 |
質問への対応 | オフィスアワーもしくはメイル |
研究室又は 連絡先 |
関 文夫 3号館 338号室 seki@civil.cst.nihon-u.ac.jp 梅村靖弘 3号館 335号室 umemura@civil.cst.nihon-u.ac.jp 中村淳一 ㈱ピーエス三菱 jnakamura@psmic.co.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:10 ~ 12:40
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学生への メッセージ |
鉄筋コンクリート構造の設計の考え方が解るように、設計の基本的な視点に立って、講義を編成しました。力学系の基本からやり直すので、力学が不安な人も再度チャレンジしてください。構造物を設計する基本が学べます。 |