2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 水理学Ⅱ演習 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石川・安田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 土曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A61N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 水理学Ⅰの内容に基づき、管路と開水路の基本設計が可能な能力を養成する。特に、開水路の水理学は応用水理学、ビジュアルスタデイ水理、河川環境工学、海岸環境工学、および上・下水道工学の基礎として重要である。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
演習問題を出題し、演習時間内に各自演習してもらう形式で授業を進める。なお、学生の理解度を確かめるために理解度確認試験を3回実施する。 |
履修条件 | 水理学Ⅰ、水理学Ⅱの内容の理解が必要である。 |
授業計画
第1回 | 水理学Ⅱ演習の内容の概説 「水理学Ⅱ演習で学ぶ内容が社会でどのように役に立つのかを説明する。」 単線管路「ポンプと水車」についての演習 「揚程、有効落差の取り扱いと考え方を学ぶ。」 |
---|---|
第2回 | 複線管路についての演習 「等値換算長さ、損失水頭の取り扱いと考え方を学ぶ。」 |
第3回 | 枝状管路・管路網についての演習 「合流・分流の取り扱いと考え方を学ぶ。また、管路網の取り扱いについて学ぶ。」 |
第4回 | 開水路等流についての演習 「開水路流れに関する術語、等流の定義、等流となるための条件を学ぶ。」 |
第5回 | 第1回理解度確認試験 「第1回から第4回までの理解度を確認する。また、試験の解説を行う。」 |
第6回 | 等流水路の水理設計(その1)についての演習 「水理上有利な断面の決定方法と考え方を学ぶ。」 |
第7回 | 等流水路の水理設計(その2)についての演習 「水理特性曲線を用いた断面の決定方法と考え方、複断面開水路における流量算定方法を学ぶ。」 |
第8回 | 射流・常流・限界流および跳水現象についての演習 「射流・常流・限界流の定義、限界流の条件(ベランジャーの定理・ベスの定理)を学ぶ。また、跳水上・下流端の水深間の関係、跳水によるエネルギー損失の算定方法とそれらの考え方を学ぶ.また、跳水長について学ぶ。」 |
第9回 | オリフィス・堰(刃型せき)についての演習 「大オリフィス・小オリフィスの取り扱い、オリフィスおよび刃型せきにおける流量算定法と考え方を学ぶ。」 |
第10回 | 排水時間についての演習 「排水時間の計算方法とその考え方を学ぶ。」 |
第11回 | 開水路不等流(漸変流)(その1)についての演習 「一次元の漸変流の基礎式の考え方と取り扱いを学ぶ。」 |
第12回 | 第2回理解度確認試験 「第5回から第11回までの理解度を確認する。また、試験の解説を行う。」 |
第13回 | 開水路不等流(漸変流)(その2)についての演習 「広長方形断面の定義、不等流の水面形の種類とその推定方法を学ぶ。」 |
第14回 | 開水路不等流(漸変流)(その3)についての演習 「広長方形断面水路における不等流の水面形計算法を学ぶ。」 |
第15回 | 総合理解度の確認試験 「授業全体を通しての理解度の確認を行う。また、試験の解説を行う。」 |
その他
教科書 |
大津岩夫・安田陽一 共編 『水理学-Application for Theory-』 理工図書 2013年 第3版
|
---|---|
参考書 |
水理学Ⅱの講義資料が参考になります。
|
成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験の結果によって成績評価する。 |
質問への対応 | 適宜対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館436号室(環境水理研究室) 連絡先(電子メール):安田<yokyas@civil.cst.nihon-u.ac.jp> 石川非常勤講師には安田を通じて連絡可能。 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 17:00 ~ 19:00 436号室
木曜 駿河台 10:40 ~ 13:00 436号室
金曜 駿河台 16:00 ~ 18:00 436号室
土曜 駿河台 18:20 ~ 20:00 436号室
|
学生への メッセージ |
専門科目の中でも重要な科目の1つです。本気に取り組むと興味深く理解できる科目です。中途半端な気持ちでは厳しい科目です。 |