2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 水理学Ⅰ演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石川・安田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A62N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 水理学とは、土木工学における基本的な学科目の1つであり、主として水の流れについて学ぶ教科である。また、水工系(応用水理学、ビジュアルスタデイ水理、河川環境工学、海岸環境工学、海岸施設の設計と管理など)およびプロジェクトスタディ(TDコース)、上・下水道工学などの学科目の基礎となる。水理学Ⅰ演習では、静水力学、流れの基礎式、管路の流れ、単線管路の設計についての演習を行う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
演習問題を出題し、演習時間内に各自演習してもらう形式で授業を進める。なお、学生の理解度を確かめるために理解度確認試験を3回実施する。 |
履修条件 | 水理学Ⅰ(講義)の内容の理解が必要である。 |
授業計画
第1回 | 水理学Ⅰ演習の内容の概説。 「水理学Ⅰ演習で学ぶ内容が社会でどのように役立つのかを説明する。」 単位と次元についての演習。 「SI単位・工学単位の表示、次元式の表示を学ぶ」 |
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第2回 | 静水中の圧力についての演習 「圧力の取り扱い(絶対圧力・ゲージ圧力の表示)と考え方を学ぶ。」 |
第3回 | 平面の受ける圧力・曲面の受ける圧力についての演習 「平板に作用する全圧力の大きさと作用位置の算定および表示方法を学ぶ。また、曲面に作用する全圧力(浮力を含む)の大きさと作用位置の算定および表示方法を学ぶ。」 |
第4回 | 浮体の安定についての演習 「浮体の安定条件、浮心・傾心の算定方法を学ぶ。」 |
第5回 | 相対的静止についての演習 「オイラーの平衡方程式とその適用方法を学ぶ。」 |
第6回 | 第1回理解度確認試験 「第1回から第5回までの理解度を確認する。また、試験の解説を行う。」 |
第7回 | 流れの入門・流れの基礎式(その1)についての演習 「術語の定義、連続の式・ベルヌーイの定理とそれらの適用方法を学ぶ。」 |
第8回 | 流れの基礎式(その2)についての演習 「運動量方程式とその適用方法を学ぶ。」 |
第9回 | 実在する流れの特徴についての演習 「層流・乱流の流速分布・内部摩擦・固体壁面抵抗を学ぶ。また、各種損失水頭、断面平均流速を用いた流れの運動の取り扱いを学ぶ。」 |
第10回 | 第2回理解度確認試験 「第7回から第9回の理解度を確認する。また、試験の解説を行う。」 |
第11回 | 単線管路(その1)についての演習 「エネルギー線、動水勾配線、流量の算定方法を学ぶ。」 |
第12回 | 単線管路(その2)についての演習 「貯水池間に結ばれた単線管路の水理計算方法を学ぶ。」 |
第13回 | 単線管路(その3)についての演習 「自由放流端を有する単線管路の水理計算方法を学ぶ。」 |
第14回 | 単線管路(その4)についての演習 「サイフォンを有する単線管路の水理計算方法を学ぶ。」 |
第15回 | 総合理解度の確認試験 「授業全体を通しての理解度の確認を行う。また、試験の解説を行う。」 |
その他
教科書 |
大津岩夫・安田陽一 共編 『水理学-Application for Theory-』 理工図書 2013年 第3版
指定した以外にもたくさん本はありますので図書館等で探し理解の糧にして下さい.
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参考書 |
水理学Ⅰの講義資料が参考になります。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験の結果によって成績評価する。 |
質問への対応 | 適宜対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館436号室(環境水理研究室) 連絡先(電子メール):yokyas@civil.cst.nihon-u.ac.jp 石川非常勤講師には、安田を通じて連絡可能。 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 17:00 ~ 19:00 436号室
金曜 駿河台 16:00 ~ 18:00 436号室
土曜 駿河台 18:20 ~ 20:00 436号室
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学生への メッセージ |
専門科目の中でも重要な科目の1つです。本気に取り組むと興味深く理解できる科目です。暗記科目ではありませんので理論展開を把握し基礎技術を身に付ける科目です。 |