ゼミナールⅡ (A65N)

学修到達目標	「風」に関する内容を学ぶ．長く大きな橋（吊橋・斜長橋）を設計する上で，風の力・作用を無視することはできない．台風や竜巻などの強風は，災害を引き起こす．一方で，風の持つエネルギーは発電に利用されている．このように様々な側面を持った「風」について，輪講，実験，実測，コンピュータシミュレーションなどを通じて，理解を深める．
授業形態及び授業方法	輪講，実験，実測，コンピュータシミュレーションなどの形態で実施する．実験は少人数のグループに分かれて実施する．コンピュータシミュレーションは自らプログラムを操作し，体験的に学ぶ．プレゼンテーションの機会を豊富に含める．
履修条件	選択．開講曜日・時限は配属された学生の履修状況を考慮して最終的に決定する．

第1回	ガイダンス．土木工学における風に関する問題の説明．
第2回	風で揺れる構造物に関する風洞実験（結果の改善）
第3回	風で揺れる構造物に関する風洞実験（結果の改善）
第4回	風で揺れる構造物に関する風洞実験（再実験）
第5回	コンピュータシミュレーションの基礎理論に関する講義
第6回	風のコンピュータシミュレーションに関する講義
第7回	風のコンピュータシミュレーションの準備（１）：プログラム操作手順の説明
第8回	風のコンピュータシミュレーションの準備（２）：データファイルの説明
第9回	風のコンピュータシミュレーションの準備（３）：データ処理・分析方法の説明
第10回	風のコンピュータシミュレーション（１）：課題提示（以降の回は課題に取り組む）
第11回	風のコンピュータシミュレーション（２）
第12回	風のコンピュータシミュレーション（３）
第13回	風のコンピュータシミュレーション（４）
第14回	成果報告会の準備
第15回	成果報告会

教科書	特に指定しない．資料は随時プリントとして配付する．
参考書	日本風工学会編集『風工学ハンドブック』朝倉書店 2007年第1版一部をコピーして配付する．
成績評価の方法及び基準	課題の成果，報告会でのプレゼン内容，出席状況等を総合し評価する．
質問への対応	質問は随時対応します．
研究室又は連絡先	お茶の水校舎7階978室，hasebe@civil.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	月曜駿河台 10:00 ～ 12:00
学生へのメッセージ	課題には積極的な姿勢で取り組んで欲しいと思います．共に「風」を学びましょう．合宿やコンパを通じて，教員だけでなく上級生や他の配属学生との絆を強めることができます．

2015年 理工学部 シラバス - 土木工学科