2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | システム工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 福田・石坂 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B22E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,交通計画、交通工学および施設建設管理に関するシ ステム分析について基礎的な知識を習得することです。交通現象や交通管理の仕組みを複数の要素から構成されるシステムとして把握し、これをモデルとして表現し、このモデルを使って実験し、評価する方法を理解する能力を養います。 本科目は、学科の教育・学習到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
システムダイナミックス理論、待ち行列理論、PERT/CPMを使ってシステム的思考過程を具体的事例に沿って講義する。 |
履修条件 | 両コース共通、専門教育科目、交通計画系群 システムダイナミックス理論の講義では、コンピュータを使った演習を行うので、ノート型コンピュータを持参すること。 |
授業計画
第1回 | システム工学とシステム的思考 システム工学の定義/システム的思考/モデル実験の必要性(自己学習時間:予習30分、復習30分) |
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第2回 | PERT/CPM1 作業工程の管理とスケジューリングの考え方を理解する。作業工程をダイヤグラムとして表現する方法、最早結合点時刻、最遅結合点時刻の求め方の理解。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第3回 | PERT/CPM2 PERTの計算方法の理解。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第4回 | PERT/CPM3 クリティカル・パスの計算方法の理解。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第5回 | PERT/CPM4 PERTの計算方法の理解。 (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート課題演習:30分) |
第6回 | PERT/CPM5 PERTの計算を応用して、工程管理問題を解く考え方を理解。 (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート課題演習:60分) |
第7回 | 待ち行列1 待ち行列をシステムとして捉える考え方を理解する。次に、到着がポアソン分布に、サービスが指数分布に従うことを理解し、窓口が一つの場合の状態を記述する考え方を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第8回 | 待ち行列2 窓口が一つの場合の待ち行列の式を使って実際の問題に応用する方法を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第9回 | 待ち行列3 窓口が複数の場合の状態を記述する考え方を理解し、実際の問題に応用する方法を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート課題演習:60分) |
第10回 | 待ち行列4 窓口が複数の場合の状態を記述する考え方を理解し、実際の問題に応用する方法を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第11回 | ソフトシステムにおけるダイナミズム ダイナミック分析の考え方を理解し、システムダイナミックス理論に従って定式化する方法を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第12回 | 交通流のシステム分析1 追従モデルをシステムダイナミックスモデルを使って記述する考え方を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第13回 | 交通流のシステム分析2 追従モデルを、3台の車の間に適用し、ダイナミックなシステムの振る舞いを解釈する方法を理解する。 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第14回 | 交通流のシステム分析3 ブロック密度モデルをシステムダイナミックスモデルを使って記述する考え方を理解する。 |
第15回 | 総合演習(PERT,CPM,待ち行列,システムダイナミックス理論) |
その他
教科書 |
福田治郎、児玉正憲、中道博 『OR入門』 多賀出版 2002年 第1版
OR入門は、オペレーションズ・リサーチ(轟先生担当)でも教科書として使用します。
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参考書 |
『システム工学 』 放送大学教育振興会
『現代システム工学の基礎 』 オーム社
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成績評価の方法 及び基準 |
D「専門応用学力」の達成に関して、PERT/CPM、待ち行列理論(窓口1および複数)に関しては解法を理解し実際に解答を得る能力を、システムダイナミックス理論についてはソフトウェアを使ってモデルを作成し、シミュレーションを行う能力を、それぞれ習得しているかを講義中に演習を行い、それに対するレポートの内容で評価する。また、システム工学の歴史、位置づけを含めた全体的な理解度と問題を解く能力を定期試験で評価する。総合評価は、試験(70%)、演習レポート(30%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行う。 ただし、出席が80%以下の者は、欠席した講義に関して各自で学習し、その証拠をA4レポート2枚にまとめて試験日までに提出すること。提出がない場合は採点の対象としない。 |
質問への対応 | 講義終了後あるいは下記オフィスアワーの時間に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
福田 敦 fukuda.atsushi@nihon-u.ac.jp 石坂哲宏 ishizaka.tetsuhiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
第11講から第14講まではノートパソコンを用いた講義を実施するので、各自持参すること。持参できないものは事前に石坂まで申し出ること。 |