2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 |
ゼミナール
都市交通計画をデザインする能力の養成
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 佐田・小早川 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B23A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、都市交通計画における調査、分析、計画の立案、プ レゼンテーションなどについて継続的に行う能力を習得することであり、以下が出来ることを目標とする(認知的領域:知識・理解)。 (1)実際の都市における交通状況を交通調査手法を用いて調査し、その結果に基づいて問題を説明できる。 (2)経済性などを考慮して問題点を改善するための計画案を立案できる。 (3)交通需要予測手法を用いて立案した計画案を評価できる。 (4)問題点と計画案をまとめ、プレゼンテーションできる。 (5)グループで問題点と計画案を報告書としてまとめることができる。 本科目は、学科の教育・学習目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、F「生涯自己学習能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またD「専門応用学力」、E「実験・実習・演習を通した計画的遂行能力」、I「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」の達成に補足的に関連する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
グループワークを通じて、関連文献レビュー、計画方法の習得、計画内容の討議、現地調査の立案と実施、調査結果の解析、計画案の取りまとめと発表を行う。 |
履修条件 | 専門教育科目、共通、受講者は、交通問題に関心があり、交通問題の解決に熱意を持っていること。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス |
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第2回 | 過去のゼミナールにおける実施内容の紹介を行う。 |
第3回 | テーマの選定とグループ分け:提示する可能なテーマ(対象都市)から、選択させ、最終的に各グループ3~5名になるようグループ分けを行なう。 |
第4回 | テーマに関する文献調査1:図書館やインターネットを利用して関連する文献をグループ毎に収集する。収集した結果を発表する。 |
第5回 | テーマに関する文献調査2:図書館やインターネットを利用して関連する文献をグループ毎に収集する。収集した結果を発表する。 |
第6回 | 計画の立案1:文献整理した結果に基づいて、想定される交通問題を整理し、想定した問題に対する解決案を各自で検討し、計画案としてまとめる。 |
第7回 | 計画の立案2:まとめた計画案についてグループ内で討議する。 |
第8回 | 計画の立案3:グループとしての計画案を取りまとめる。 |
第9回 | 計画案の発表:取り纏めた計画案を、グループ毎に発表する。 |
第10回 | 現地調査の準備1:グループ毎に現地調査で明らかにする項目を整理し、調査方法を決定する。 |
第11回 | 現地調査の準備2:調査のための具体的準備を行なう。 |
第12回 | 現地調査の準備3:調査のための具体的準備を行なう。 |
第13回 | 現地調査1:現地調査を行なう。現地調査は、夏季休暇などにまとめて実施する場合がある。 |
第14回 | 現地調査2:現地調査を行なう。 |
第15回 | 現地調査3:現地調査を行なう。 |
第16回 | 現地調査4:現地調査を行なう。 |
第17回 | 現地調査結果の解析1:調査した結果を整理する。 |
第18回 | 現地調査結果の解析2:調査した結果を整理する。 |
第19回 | 計画案の分析:調査した結果に基づいて想定した計画案を分析する。 |
第20回 | 結果のとりまとめ:調査結果と計画案を取りまとめる。 |
第21回 | プレゼンテーションの準備1:計画案を発表する準備をする。 |
第22回 | プレゼンテーションの準備2:計画案を発表する準備をする。 |
第23回 | プレゼンテーション:結果を発表し、講評を行なう(学術講演会での発表に替える)。 |
第24回 | 分析方法の基礎学習1:シミュレーションモデルなどを使って把握した問題を分析する方法を学習する。 |
第25回 | 分析方法の基礎学習2:シミュレーションモデルなどを使って把握した問題を分析する方法を学習する。 |
第26回 | 分析方法の基礎学習3:シミュレーションモデルなどを使って把握した問題を分析する方法を学習する。 |
第27回 | 分析方法の基礎学習4:シミュレーションモデルなどを使って把握した問題を分析する方法を学習する。 |
第28回 | 分析方法の基礎学習5:シミュレーションモデルなどを使って把握した問題を分析する方法を学習する。 |
第29回 | 報告書の作成1:報告書を作成する。 |
第30回 | 報告書の作成2:報告書を作成する。 |
その他
教科書 |
特定の教科書は使わない。適宜、参考資料を紹介する。
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参考書 |
(社)交通工学研究会 『道路交通技術必携』 2013年 第1版
過去の報告書を参考とすること。その他必要な参考書は適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
全体のグループワークでの自主的な活動(文献整理、調査の準備、調査結果の取り纏め、報 告書の作成)の状況によってF「生涯自己学習能力」とE「実験・実習・演習を通した計画的遂行能力」の基礎が習得できたか(60%)を、計画の立案において他の講義で習得した方法をどのように応用したかによってD「専門応用学力」を習得できているか(20%)を、現地でのワークショップにおける討議などと発表、学術講演会での発表における態度、内容などによってI「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」が習得できているか(20%)を評価する。 なお、80%以上の出席がない場合は、不合格とする。 |
質問への対応 | ゼミの時間内に受け付ける。それ以外の時間はEメールによって受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
7号館 3階 047-469-5355 fukuda.atsushi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
ゼミナール時間以外の予習(文献を読んだり、調査の準備をすること)を前提としている。また、道路交通必携などを読んで、交通に関する基本的知識を学習することを前提としていることを理解すること。 |