2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通総論 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小早川・福田 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B31A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、モータリゼーションが果たした社会的な役割や身近な交通問題に関する工学的な対応について、交通システム工学科カリキュラム構成の基礎的な知識を習得することです。 したがって、交通工学の概念を教科することを主目的とする。 本科目は、学科の教育・学習目標A~I(「学生生活のしおり」p.34参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です |
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授業形態及び 授業方法 |
交通工学の概念を修得させるために、ものの考え方、見方、調べ方の課題を課しながら、トピックスの交通問題をとり上げて講義する。 |
履修条件 | 必修、専門教育科目、両コース共通 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 交通工学とは(自己学習時間:復習30分) |
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第2回 | 交通工学の社会的責務と将来、社会システムの高度化と交通工学 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第3回 | 交通の定義 課題1:興味がある交通工学の分野について、その理由とその分野の社会的意義を説明しなさい (自己学習時間:予習30分、復習15分、レポート課題演習45分) |
第4回 | 交通の特性 (1)交通機関の変遷 (2)交通機関の特徴 (3)交通機関の要素 (4)交通需要特性 (5)距離の概念 (6)交通要素の性質 (7)輸送構造<旅客輸送・貨物輸送> 課題2:次の用語を調べよ。調べに用いた出典は一つずつ明記すること。①ITS ②住民参加 ③P&R ④モーダルシフト ⑤TDM (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート演習課題30分) |
第5回 | 自動車と道路 (1)モータリゼーションの進展 (2)道路整備の現況と計画 (3)道路の役割 (4)道路の種類とその機能 (5)道路整備とその意義 (6)道路交通公害とその対策 課題3:新聞紙面における交通関連記事の収集し、おもな特徴を説明せよ (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート課題演習90分) |
第6回 | バス (1)バス事業の現状 (2)バス交通システムの変遷 (3)BRTおよびコミュニティバス等の運用状況 (4)公共交通におけるバス事業の将来展望 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第7回 | 鉄道 (1)国鉄民営化への軌跡 (2)これまでの鉄道対策と今後の改善策 (3)鉄道の公共性 (4)私鉄方式による地域開発 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第8回 | 船舶と港湾 (1)船舶の改良 (2)協同輸送化 (3)輸送時間の短縮 (4)ウォータフロント開発 (5)将来性と問題点 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第9回 | 航空機と空港 (1)航空機の進歩-その効果と問題点 (2)空港の整備 (3)空港内での時間短縮システム (4)空港へのアクセス (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第10回 | 社会基盤システム 課題4:通学区間における交通インフラの課題と改善策を説明せよ (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート課題演習90分) |
第11回 | 新交通システム (1)定義と分類 (2)都市交通の中での位置付け (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第12回 | 交通と情報 (1)交通と情報通信の代替・補充・相乗関係 (2)情報技術による交通管理諸システム (3)ITS(次世代道路交通情報システム) (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第13回 | 共同一貫輸送 (自己学習時間:予習30分、復習30分) |
第14回 | 交通と環境 (1)沿道環境 (2)地球温暖化対策と交通政策 課題5:交通技術で私たちの暮らしはどう変わるかを説明せよ (自己学習時間:予習30分、復習30分、レポート課題演習60分) |
第15回 | 定期試験 |
その他
教科書 |
高田邦道 『交通工学総論』 2011.4 出版 2011年 第1版
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参考書 |
高田邦道 『CO2と交通』 交通新聞社 2000年
社団法人交通工学研究会 『道路交通技術必携 演習問題集Ⅱ』 財団法人建設物価調査会 2014年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
・定期試験80%、レポート20%の配点で、全体的な知識の理解度をGPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。 ・出席が80%以下の場合は、原則として定期試験の採点対象としない。なお、正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可する。 |
質問への対応 | 講義中およびオフィスアワー時に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
講義毎に担当者が異なるので注意すること。なお,中村先生との連絡は |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00
木曜 船橋 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
交通工学の社会的なニーズとシーズを理解しよう。 |