2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 地盤力学Ⅰ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 峯岸 邦夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B31E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,地盤に関して土の基本的性質,透水現象,毛管現象 ,圧密現象,土のせん断に関する基本的事項を学び実務応用に必要となる知識を習得し,自然環境保全や様々な建造物の基礎地盤に対して適切な調査・試験・設計方法を選択し施工法を適用するための基礎的能力を養うことです。 この学習は,交通インフラ(道路,鉄道,空港、海港等の施設構造物)や建築物の基礎地盤に関する計画・設計・施工・維持管理ならびに地盤災害の防災対策などに必要な能力を養うための基礎となります。本科目は,学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D(専門応用力)の達成に重要な科目となります。また,C(専門基礎学力)の達成にも関連する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を中心に補足を加えながら講義を進め,理解を助けるために適宜課題演習を行います。 |
履修条件 | 専門教育科目,エンジニアリングコース:必修科目,マネジメントコース:選択科目。 |
授業計画
第1回 | 地盤力学とその関連学問体系,交通地盤工学と地盤力学の関係 (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
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第2回 | 地盤力学の成り立ち、土の基本的性質の概説 (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第3回 | 土の相構成、土の骨格構造、地盤材料の工学的指標 (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第4回 | 粒度、コンシステンシー、締固め原理、地盤材料の工学的分類 (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第5回 | 地盤内透水、ダルシーの法則、透水係数 (自己学習時間:予習 30分,復習 30分) |
第6回 | 浸透水圧、ボイリング現象 (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第7回 | 流線鋼、浸潤線、浸透水量、毛管現象、凍上現象 (自己学習時間:予習 40分,復習 20分) |
第8回 | 圧縮と圧密、圧密のメカニズム (自己学習時間:予習 40分,復習 20分) |
第9回 | 有効応力と間隙水圧、圧密沈下量と圧密時間の算定(1) (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第10回 | 圧密沈下量と圧密時間の算定(2)、実地盤の圧密諸現象、圧密試験 (自己学習時間:予習 30分,復習 30分) |
第11回 | 地盤内の応力状態、モールの応力円 (自己学習時間:予習 40分,復習 20分) |
第12回 | 地盤材料の破壊規準、強度定数 (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第13回 | せん断試験法、砂質土と粘性土のせん断特性 (自己学習時間:予習 40分,復習 20分) |
第14回 | クリープ、レオロジー、講義のまとめ (自己学習時間:予習 20分,復習 40分) |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
箭内寛治、淺川美利 『土質工学』 わかり易い土木講座6 彰国社 2001年 第3版
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参考書 |
(社)地盤工学会 『土の活用法入門』 入門シリーズ27 丸善(株) 2003年 第1版
(社)地盤工学会 『地盤工学入門』 入門シリーズ1 丸善(株) 2000年
(社)地盤工学会 『地盤工学数式入門』 入門シリーズ9 丸善(株) 2001年 第1版
(社)地盤工学会 『土質試験から学ぶ土と地盤の力学入門』 入門シリーズ21 丸善(株) 1995年
山本忠幸・金光寿一・峯岸邦夫きょう 『土木職公務員試験過去問と攻略法』 共立出版 2013年 第1版
その他,科目ガイダンスで説明します。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の講義の理解度を演習課題等で,また全体的な知識の理解度を定常試験で評価します。 総合評価は試験(70%)および演習課題(30%)の配点とし,GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。ただし出席率が80%に満たない場合は原則として定常試験の採点対象としません(正当な理由がある場合に限り,追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | オフィスアワー時に対応。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎7号館717室 minegishi.kunio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
必要に応じて高校理科・数学と基礎力学の復習をして欲しい。また、この科目で講義する範囲は,公務員試験(専門)で必ず出題されるので,予習復習をしっかり行い理解を深めて欲しい。 |