2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通生理 ・心理学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 西田・矢野 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B31H |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、道路交通に関する生理・心理学的諸問題について基礎的な知識を習得することです。主に交通心理学の各テーマに沿って学び、道路交通に関する諸問題について、 ①心理学的観点から考察するための基本用語・概念を身につける ②それらを用いて心理学的観点から問題を考察する洞察力を身につける ことが目標です。 本科目は、学科の学習・教育目標A 〜I(「学生生活のしおり」p.3参照)のうち、D 「専門応用学力」の達成に主体的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
2名の講師(矢野・西田)が担当する。交通生理・心理学に関連する専門用語、理論や研究事例をパワーポイントと配付資料を使用して紹介する。 |
履修条件 | 専門教育科目,両コース,交通計画系群 |
授業計画
第1回 | 授業全体説明、運転者の知覚・認知・情報処理 授業内容の概略および成績評価方法について説明する。その後、通常授業として、知覚・認知の基礎知識について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
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第2回 | 運転者の知覚・認知・情報処理、運転者の生理・心身機能 交通行動と関連する知覚現象と注意機能の基礎概念について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第3回 | 運転者の注意機能と有効視野 運転中の注意機能と有効視野の影響について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第4回 | リスク知覚と行動 ハザード知覚、リスク知覚、リスクテイキング、リスク・ホメオスタシス説について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第5回 | ヒューマンエラーⅠ ヒューマンエラーの種類と発生原因について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第6回 | ヒューマンエラーⅡ ヒューマンエラーによる事故の実例とヒューマンエラーの防止策について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第7回 | 高齢者の心理特性と交通行動 今後増加する高齢運転者にまつわる諸問題を概観する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第8回 | 運転行動に関する諸理論 道路交通に関わる人間行動を説明するための交通行動モデルについて説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第9回 | 運転に必要な能力 自動車の運転に必要な能力を車両や道路交通環境とともに説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第10回 | 運転適性と運転適性検査 事故傾性に関わる運転適性とそれを評価するための運転適性検査について説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第11回 | 交通事故と心理・行動特性 交通事故と心理・行動特性の関係を事故データの分析結果に基づいて説明する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第12回 | 人的要因からの交通事故防止対策 人的要因に関わる対策を含めた交通事故防止対策の考え方等を紹介する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第13回 | 交通社会の問題と心理学 渋滞、違法駐車・駐輪、交通公害等諸問題を心理学的な理論で捉え論じる。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第14回 | 運転行動とコミュニケーション 運転中の合図などカーコミュニケーションの問題を心理学的に検討する。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 平常試験を実施し、終了後に問題の解説を行う。 自己学習時間(予習:30分、復習30分) |
その他
教科書 |
授業時にプリントを配付
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
成績は15回目の授業で実施する理解度確認のための平常試験の得点(100%)によって評価する。ただし、総出席回数が10回に満たない場合は試験の成績に関わらず単位を認定しないが、長期の入院など正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により特別に出席回数を10回とみなすことがある。その場合、追加課題の成績も考慮して総合的に成績を判定する。平常試験では、「学習目標」の①②を評価するように出題する。 |
質問への対応 | 授業終了時に受付 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先:科学警察研究所(電話 04-7135-8001) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |