2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 構造力学Ⅱ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 下辺 悟 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B33C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,社会基盤施設の建設に伴う構造力学に関する解析法 について,基礎的な知識を習得することです。今まで学んできた基礎・構造力学系科目を基礎として,不静定構造の解析(応力法,変位法,エネルギー法)について具体的に説明できる力を養います。 本科目は,交通システム工学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D「専門応用学力」の達成に重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義の他に,例題の解法説明,小演習を加える。 |
履修条件 | 基礎力学Ⅰ・Ⅱ,構造力学Ⅰおよび構造力学演習を履修していること。 専門教育科目,エンジニアリングコース,社会基盤系群 |
授業計画
第1回 | 「講義のガイダンス」 ・講義内容と課題の説明/静定構造と不静定構造とは (自己学習時間:予習20分,復習20分) |
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第2回 | 「はりのたわみ角とたわみ」の講義と例題説明 ・たわみ曲線の微分方程式/弾性荷重法 (自己学習時間:予習20分,復習20分) |
第3回 | 「静定基本系を用いた不静定はりの解法」の講義と例題説明(小演習・解説を含む) ・不静定問題と静定基本系/演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習60分) |
第4回 | 「3連モーメントの定理」の講義と例題説明 ・連続はり/応力法/3連モーメントの定理 (自己学習時間:予習20分,復習20分) |
第5回 | 「3連モーメントの定理」の講義と例題説明(小演習・解説を含む) ・3連モーメントの定理/演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習60分) |
第6回 | 「たわみ角法」の講義と例題説明 ・変位法/たわみ角法 (自己学習時間:予習20分,復習20分) |
第7回 | 「たわみ角法」の講義と例題説明(小演習・解説を含む) ・たわみ角法/演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習60分) |
第8回 | 「仕事とエネルギー」の講義と例題説明 ・仕事とエネルギー/軸力,曲げモーメントおよびせん断力を受けた部材のひずみエネルギー(自己学習時間:予習20分,復習20分) |
第9回 | 「仮想仕事の原理」の講義と例題説明 ・仮想仕事とは/仮想仕事の原理 (自己学習時間:予習20分,復習20分) |
第10回 | 「仮想仕事の原理」の講義と例題説明(小演習・解説を含む) ・単位荷重法/演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習60分) |
第11回 | 「カスティアノの定理」の講義と例題説明 ・カスティリアノの第1定理/カスティリアノの第2定理 (自己学習時間:予習20分,復習20分) |
第12回 | 「カスチリアノの定理」の講義と例題説明(小演習・解説を含む) ・カスティリアリの定理と単位荷重法/演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習60分) |
第13回 | 「総合演習およびその解説」 ・当該科目の学修範囲内の基本問題の演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習90分) |
第14回 | 「総合演習およびその解説」 ・当該科目の学修範囲内の応用問題の演習 (自己学習時間:予習20分,復習20分,レポート課題演習90分) |
第15回 | 「平常試験およびその解説」 (自己学習時間:復習20分) |
その他
教科書 |
講義内容のプリントや関連資料を逐次配付する。
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参考書 |
鈴木基行 『ステップアップで実力がつく構造力学徹底演習』 森北出版 2006年 第1版
藤本一男・西田進・中村一平・本田秀行・木村定雄 『基礎から学ぶ構造力学』 森北出版 2005年 第1版
ガイダンス時に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験約70%,演習・レポート約30%の配点とし,GPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。ただし,出席が80%以下の場合は,原則として定期試験の採点対象としない(正当な理由がある場合に限り,追加課題の提出により許可する)。 |
質問への対応 | 質問等は下記の研究室およびオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
基礎力学研究室(7号館1階7110室) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:10 7号館1階7110室(基礎力学研究室)
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10 7号館1階7110室(基礎力学研究室)
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学生への メッセージ |
基礎力学Ⅰ・Ⅱおよび構造力学Ⅰレベルのミニマム・エッセンスは必要不可欠であり,日頃の予習・復習が欠かせないのは自明の理である。また,当該科目が公務員試験や大学院入試ならびに各種資格試験の出題範疇に入っていることに留意すること。 |