2015年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 卒業研究 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 佐田・小早川 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜1・2・3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B61A |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
交通計画系群、社会・環境系群、社会基盤系群に関する研究 生活に身近な土やコンクリートの物性とその工学的性質の関係を主な研究テーマとして、得体の知れない「土やコンクリート」という素材を地盤力学、地盤工学および地盤環境工学領域あるいはコンクリート工学領域の様々な視点から凝視するとともに、自前の、かつ信頼性のある実験データに基づく基礎的な研究を地道に継続的に行っている。 本年度の主な研究テーマは、『ユビキタス・モニタリング地盤環境工学の開拓』のキーワードを念頭に、「地盤防災・減災・避災」、「液状化」、「地盤環境・汚染」、「道路陥没」、「水質浄化」、「環境緑化」および「交通インフラの損傷・劣化」の7つのジャンルに対して、その主題は下記のとおりである。 1. 降雨による斜面防災での水分移動のモニタリングによるプロファイリング技術の開発と実用性の評価 2. 地盤環境・汚染における土中の物質移動に関するモニタリング検知技術の開発とその評価 3. 下水道管の老朽化に伴う漏水による道路陥没のモニタリング手法に関する基礎的研究 4. 多孔質体の水質浄化への有効利活用とそのモニタリングシステムの開発と実用性の評価 5. 緑化基盤土の植生機能と環境緑化モニタリングシステムの構築 6. 液状化した地点の砂質土の材料特性とその工学的分類 7. 土の物性とその工学的性質の関係 8. 土の実用的分類の構築とその工学的利用 9. 土質試験の合理化 10. 交通インフラの損傷・劣化度診断法の構築 |
---|---|
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通計画系群、社会・環境系群、社会基盤系群からなる研究の計画、遂行、分析、まとめから交通のわかる建設技術者、建設のわかる交通技術者の育成を目標とした交通システム工学科(社会交通工学科)の最終科目です。 本科目は、交通システム工学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、C「専門基礎学力」、F「生涯自己学習能力」、G「デザイン・総合力」およびI「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またD「専門応用学力」、E「実験・実習・演習を通した計画的遂行能力」およびH「歴史・文化・環境を生かす実践能力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
授業形態及び 授業方法 |
卒業研究履修者共通講義(週2コマ)ならびに指導教員の個人指導およびゼミ形式での指導(週1コマ)を実施します。また、この他に、学科で定める下記の授業を教員の指導の下で全員が実施すこととします。 したがって、本科目の総授業時間は、卒業研究履修者共通講義(週2コマ)+個人指導(週1コマ)と中間報告会(夏)およびその準備20時間、中間報告会(冬)およびその準備20時間、卒業論文執筆・推敲20時間、最終発表会およびその準備20時間を合わせて197時間となります。 なお、卒業研究履修者共通講義は担任から、また個人指導は指導教員から別途スケジュール等の指示があります。 |
履修条件 | 卒業研究着手条件を満たしていること。 土質力学・地盤工学(地盤力学Ⅰ・Ⅱ)と環境関連科目のミニマム・エッセンスを学修していることが望ましい。 コンクリート工学(建設材料Ⅰ、コンクリート構造Ⅰ・Ⅱ)を学修していることが望ましい。 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は、卒業論文の内容で学習・教育到達目標のC、D、G、H(55%)、卒業研究中間発表の内容やミーティング内容および卒業研究の遂行を計画どおり行っているかなどで学習・教育到達目標のE、F(25%)、中間発表などにおけるファシリテーション状況および卒業研究発表会でのプレゼンテーション内容で学習・教育到達目標のI(20%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。 |
---|---|
質問への対応 | 原則的に卒業研究履修者共通講義で受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
基礎力学研究室(7号館1階7110室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10
木曜 船橋 12:20 ~ 13:10
|
学生への メッセージ |
各自のテーマに平素より関心・興味を抱くことはいうまでもないが、計画性と意欲を持って真摯に気概をもって取り組むことが肝要である。 |