2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 環境工学Ⅲ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 橋本 修 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 月曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C12O C13P |
クラス | 建築1組 、 建築2組 |
概要
学修到達目標 | 光・視環境という立場から建築空間を評価し、快適性・省エネルギー性の側面から建築環境をデザインするための工学的技術の利用に関する基礎知識を習得する。日照・日影、採光と昼光利用、人工照明、色彩等に関するテーマを通して、人の感覚特性に基づいた心理的・物理的評価法による空間評価や環境計画への応用について学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心として進める。指定した教科書の他に資料を配布して解説を行い、適時レポートの作成または講義テーマに関連した演習問題を行って理解度の確認を行う。 |
履修条件 | (環境・構造コース)選択科目 |
授業計画
第1回 | 学習目標と授業の進め方:授業のねらい。光・視環境の評価および設計における環境工学理論と心理評価の役割について |
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第2回 | 太陽放射と日照:太陽光の影響、日照、太陽の位置、天空輝度分布 |
第3回 | 日照・日影:日照の確保、建物配置・建物形態と日影、日影曲線による評価 |
第4回 | 光と視覚:視覚の特性、比視感度曲線、明順応・暗順応、測光量と単位 |
第5回 | 昼光の利用:昼光照明と建築、開口と昼光率、採光導入装置の利用 |
第6回 | 人工照明:光源の種類と特性、光色と色温度、演色性 |
第7回 | 視環境計画:明視の条件、視作業と照度基準、照度分布、均斉度、輝度分布 |
第8回 | 照明計算①:逐点法による照度計算、照明器具と配光特性、点・線・面光源による直接照度計算、間接照度計算 |
第9回 | 照明計算②:光束法による照度計算、照明率、室指数、保守率、器具間隔 |
第10回 | 明視環境の保護:視環境障害の要素、輝度対比、グレア、フリッカー、シルエット現象 |
第11回 | 照明環境の適正:輝度分布と明るさ感、モデリング、照明方式 |
第12回 | 色の知覚と表示:色の3属性、表色系、三刺激値、色度、色差 |
第13回 | 色彩効果・計画:加法混色・減法混色、対比、色彩効果、色彩調和 |
第14回 | 光・照明と建築空間:光害、夜間街路照明、街路空間の空間把握、視認性と防犯 |
第15回 | 平常試験および解説 |
その他
教科書 |
田中俊六、武田仁、足立哲夫、土屋喬雄 『最新建築環境工学』 井上書院 2014年 第4版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業内で実施する演習課題の評価(全体の30%)+理解度確認期間における平常試験の評価(全体の70%) |
質問への対応 | 講義後に教室で、またはオフィスアワーに研究室で受ける |
研究室又は 連絡先 |
橋本研究室 駿河台校舎578-B |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |