2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築情報処理Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 秦 一平 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C15O |
クラス | 建築、企画経営 |
概要
学修到達目標 | 建築情報処理Ⅰで学習したレベルから,高度な情報処理能力を学習する.VBAを用いてプログラミングの基礎を学習し,プログラミングに必要なアルゴリズムの構築と実験データの処理などの例題として,実際にプログラミングを作成し,高度な情報処理技術の習得することを目的とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
振動工学および対地震構造に学習した内容をPCによる演習作業に重点を置いて講義を進める.講義資料としては授業内容を網羅した資料を配布し,自宅での自習作業にも配慮する.授業で作成するプログラムは難しい分野を扱いますが,計算プログラム及び入出力部は主に授業内で配布した資料から作成してもらいます.それ以外の部分ついて,オリジナルでアレンジしてもらうことを基本としているので,プログラミングが不得意であっても授業についていけます. |
履修条件 | 基本的なコンピュータの操作方法を習得していること.条件ではないが,振動工学,対地震構造,建築情報処理Ⅰを履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | EXCELの基本演習(その1) |
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第2回 | EXCELの基本演習(その2) |
第3回 | 解析・実験データの分析処理技術(その1) |
第4回 | 解析・実験データの分析処理技術(その2) |
第5回 | 解析・実験データの分析処理技術(その3) |
第6回 | 時刻歴応答解析を用いた制震構造設計における解析方針の組み立て |
第7回 | 時刻歴応答解析を用いた制震構造設計における応答結果の処理方法 |
第8回 | 波形処理のための情報処理技術(フーリエ解析) その1 |
第9回 | 波形処理のための情報処理技術(フーリエ解析) その2 |
第10回 | VBAによるプログラミングの基礎:基本文法の学習(宣言,条件,繰り返し) |
第11回 | VBAによるプログラミングの基礎:基本文法の学習(配列) |
第12回 | 1質点系時刻歴応答解析プログラムの作成(計算プログラムの構築) その1 |
第13回 | 1質点系時刻歴応答解析プログラムの作成(計算プログラムの構築) その2 |
第14回 | 地震応答スペクトル計算プログラムの作成(応答スペクトルプログラムの作成)その1 |
第15回 | 地震応答スペクトル計算プログラムの作成(応答スペクトルプログラムの作成)その1 |
その他
教科書 |
教科書は採用せず,講義資料を配布
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参考書 |
小舘 由典 『できる Excel マクロ&VBA 2013』 インプレスジャパン 2013年
日花 弘子 『仕事に役立つExcel統計解析 第3版』 ソフトバンク クリエイティブ 2012年 第3版
プログラミングに必要な言語は授業内で説明しますが,今後にいろいろ発展させたい場合にはおすすめです.
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価については,作成した「地震応答スペクトル計算プログラム」,「フーリエ解析プログラム」を自分でアレンジしたものを提出し,その内容で成績を評価します. |
質問への対応 | 質問がある場合は,授業後およびオフィスアワーの時間に対応します. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎5号館6階564B室(秦) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 11:00 ~ 12:00 駿河台校舎5号館6階564B室(秦)
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学生への メッセージ |
VBAプログラミングになれることを目的としているため,計算プログラム部分は資料で配布します.作成するプログラムの内容は,環境・構造系分野で,特に振動・音の研究するうえで基本となるものです.ある程度の中身を知ること,そして扱える範囲を理解してもらうことを基本としています. |