2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築材料Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 中田 善久 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C23M C24N |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | 建築物を構成する材料のうち,コンクリート及び鉄筋コンクリートを中心として,種類と性質,用途と用法,劣化,耐久性などについて授業を展開する。また構造,施工,設計,法規などとの関係にも触れて基礎学力の養成をはかる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
建築材料は他の学科科目,例えば構造,施工,計画,法規との関連が大きいことから,各々の関わりにも触れ,基礎学力の向上をはかる。また,ビデオによる具体的内容の提示,学生実験と連動した実践教育にも努める。 |
履修条件 | 必修 |
授業計画
第1回 | 建築材料の概要: 建築材料全般について概説し,建築材料が建築物の構成に果たす役割について概説する。 建築材料と施工の関係「分類」法,分類・区別の必要性,規格指針,仕様書との関係等について示す。 |
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第2回 | 建築の構築,建築材料全般(1): 立地条件,規模,役割,要求性能について概説する。 主要構造材料(鉄筋コンクリート)について概説する。 |
第3回 | 建築材料全般(2): 主要構造材料(鉄骨造,木造)について概説する。 建築における適材適所の概念について述べる。 |
第4回 | 建築材料全般(3): 主要構造部材(杭,基礎,柱,梁,床,耐力壁)について概説する。 |
第5回 | コンクリート全般: コンクリートの一般的概念,構成材料,種類,用途について概説する。 |
第6回 | セメント(1): セメントの種類の定義や種類について概説する。 |
第7回 | セメント(2): セメントの化学成分,性質,水和について概説する。 セメントがコンクリートの品質や施工に及ぼす影響について概説する。 |
第8回 | コンクリート用混和材料: コンクリートの施工性や品質を改善する混和材および混和剤に関して種類,性質,用途,用法について概説する。 混和材料の重要性,現状を概説する。 |
第9回 | 骨材(1): 構成材料としての骨材について種類,具備条件,品質,規格について概説する。 粗粒率の計算方法について解説する。 |
第10回 | 骨材(2): 骨材がコンクリートの品質に及ぼす影響について概説する。 含水率の計算方法を解説する。 |
第11回 | コンクリートの調合設計: 品質基準強度,設計基準強度,耐久設計基準強度,水セメント比と強度の関係等を概説し,コンクリートの調合設計法を詳述する。JASS5の調合設計法を紹介する。 |
第12回 | 鉄筋コンクリート: レディーミクストコンクリートの受入検査について概説する。 呼び強度,耐久設計基準強度等の強度について解説する。 |
第13回 | フレッシュコンクリート: コンクリート施工性,ワーカビリティー,ブリーディング,レイタンス,凝結,コールドジョイント等について概説する。コンクリートの製造,運搬時間,スランプロスについて触れる。 |
第14回 | 硬化コンクリート: 硬化コンクリートの品質,施工,管理について概説する。 |
第15回 | 理解度確認: 建築材料の要点について解説する |
その他
教科書 |
松井勇,出村克宣,湯浅昇,中田善久 『最新 建築材料学』 井上書院 2010年 第1版
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参考書 |
日本建築学会 『建築材料実験用教材』 丸善 2000年 第4版
その他,必要に応じて指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内レポート(演習)と定期試験の結果を総合的に評価する。 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
中田研究室(駿河台校舎5号館6階566-A室) tel:03-3259-0698 e-mail:nakata@arch.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
将来に建築の設計・監理や施工を行っていく上でも建築材料は重要な科目の一つです。色々な材料の種類や特質を学習して下さい。 |