2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築設計論Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 本杉 省三 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C23R C24Q |
クラス | 建築2組 、 建築1組 |
概要
学修到達目標 | 建築の社会的な側面や公共性に焦点を当てながら、建築および建築設計が私たちの身の回りの生活・行為とどのように関わり合っているのかについて考える。建築活動が担っている社会的役割を踏まえた上で、設計を行う上での拠り所について考える。それらが地域や時代の差を超えて普遍性を持っている部分と社会の動向と共に変化する領域があること、それへの対応などを学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心とするが、設計に繋がる課題も織り交ぜて行う。授業時間内においても、講義内容に即した質疑応答、小課題を行うことで理解度を確認する。 |
履修条件 | 建築設計を行うに当たって認識しなければならない基本的な事柄、法規の理念などについて、普段から実際の建物を通して学ぶように心掛けて欲しい。 |
授業計画
第1回 | 授業のねらいと成績評価 スケジュールと講義概要 <課題出題:「人は建築に何を託すか」または「建築における公共性」 2000字程度・A4> |
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第2回 | 社会と設計を結ぶ計画の常識 ミニテスト |
第3回 | 建築を作る背景 人は建築に何を託すか? 社会が建築を作るのか、建築が社会を作るのか?建築家が建築を作るのか? |
第4回 | 計画と評価 建築をどう評価するか? できるか? 計画の比較と評価 |
第5回 | 建築を作る背景 機能の計画・動線の計画 具体事例で機能・動線を評価する(即日課題演習) |
第6回 | 公共性・公共空間 都市空間・建築空間の公共性と社会性 |
第7回 | ノーマライゼーション みんなの場所・空間であるための計画 バリアフリーとユニバーサルデザイン |
第8回 | 運営の計画 <課題提出(表紙不要・A4表裏印刷):授業開始時> 目標・運営が違えば計画も違う 施設目標と組織・活動と空間 |
第9回 | 利用の計画 利用者とは誰か? 立場によって利用が違う、建築への関わり・要求が異なる |
第10回 | 課題提出物(優秀レポートの発表)に基づくディスカッション ①「人は建築に何を託すか」 ②「建築における公共性」 |
第11回 | かたちには意味がある かたちとデザインのインターフェース 毎日の生活の中の計画・デザイン |
第12回 | 問題意識と対象分析 解決の糸口は対象の中にある 調査の目的と限界 |
第13回 | 設計方法と設計プロセス 計画を決定づける要因 まとめ |
第14回 | 平常試験 |
第15回 | 試験解説と講義の総括 |
その他
教科書 |
建築計画教材研究会 『建築計画を学ぶ』 理工図書 2013年
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参考書 |
柏原士郎 『建築デザインと環境計画』 朝倉書店 2005年
池辺 陽 『デザインの鍵』 丸善 1996年
授業に直接関係する参考文献・課題等は、適宜授業時間に配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験結果(70%)、課題内容(30%)による総合評価 |
質問への対応 | 授業時間に受けます |
研究室又は 連絡先 |
本杉(駿河台校舎5号館8階586B室)motosugi@arch.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:15 ~ 12:45
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学生への メッセージ |
建築教材の多くは、日常生活にあふれている。身近なもの・ことに注目して、計画すること・デザインすることの意味と広がりを考えて欲しい。 |