2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 初等構造力学 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 岡田・宮里 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C31B |
クラス | 1組、2組 |
概要
学修到達目標 | 建築の空間構成にとって「構造」の果たす役割は重要である。構造の根幹は「力学」であり、力の釣合いと力の流れの理解は構造力学の第一歩である。力とは何か、建物は何故建っているのか、を考えながら、力を理解する上で必要となる基礎的な知識について学び、構造力学の入門準備を計る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
基礎的な原理や理論の習得を主目的として、板書、パワーポイント等を使用しながら進める。授業は、前回の内容の復習から始め、徐々に新しい内容に導くよう配慮し、また適宜例題を示しながら理解の促進を図る。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | ガイダンス -建築と構造/構造と力学/初等構造力学で学ぶこと |
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第2回 | 構造設計入門 |
第3回 | 建物に加わる力(外力)と設計用荷重 |
第4回 | 力とは何か(1) 力のモデル化 |
第5回 | 力とは何か(2) 2つ以上の力の合力/回転力 |
第6回 | 建物(物体)が動かない理由 -外力と反力の釣合い、建物のモデル化 |
第7回 | 反力を求める(1) 物体は倒れるか? |
第8回 | 反力を求める(2) 物体はどちらに回転するか? |
第9回 | 反力を求める(3) いろいろな反力 |
第10回 | 部材の内部に生じる力(1) 外力と内力の釣合い/物体の変形/片持梁のメカニズム |
第11回 | 部材の内部に生じる力(2) 引張力/引張で壊れるメカニズム |
第12回 | 部材の内部に生じる力(3) 圧縮力/座屈 |
第13回 | 部材の内部に生じる力(4) せん断力/せん断変形と破壊 |
第14回 | 部材の内部に生じる力(5) 曲げモーメント/曲げ変形/塑性ヒンジ |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
『建築の構造とデザイン』 丸善
斎藤公男 『空間 構造 物語』 彰国社
『建築構造力学(上)』 理工図書
『はじめてまなぶ ちからとかたち』 日本建築学会
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験の結果により評価する。 |
質問への対応 | 講義終了後 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 569AB号室 「空間構造デザイン研究室」(03-3259-0710) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 09:00 ~ 10:00
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学生への メッセージ |
建築を学ぶ全員が力学を学ぶ前に身につけて欲しい基礎的な内容です。 |