2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 民法Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 竹田 智志 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C31M |
クラス | 企画経営 |
概要
学修到達目標 | 社会で生活していくことは、何らかの形で誰しも少なからず法律的なトラブルに巻き込まれる可能性を秘めている。その際、法律的な考え方或いは発想法にあらかじめ触れておくことは、トラブルを避ける、こじらせないといった観点から大事なことである。個人と個人との間のトラブル全般を対象とする民法を、想定される個々人の間のトラブルを焦点に学び取ることとしたい。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
教科書を中心とした講義を進めていくことを心がける。民法自体膨大な条文、複数の基本書、体系書で構成され、圧倒されがちであるけれども、先述の個人と個人との間のトラブルを焦点として、民法の用語、基本的な理論について理解を深めつつ民法全体の構造を把握するものとしたい。講義後の質問等については大いに歓迎である。 |
履修条件 | 「法学」等の基本科目を既に履修済みであることを望みたいが同時履修であってもかまわない。なお、教科書とともに法学系の科目の履修には必ず六法が必要である。履修者は必ず持参すること。 |
授業計画
第1回 | プロローグ 民法の対象及び全体の構成 |
---|---|
第2回 | 民法の法源と解釈(基本原則・解釈・判例) |
第3回 | 物権と債権 |
第4回 | 契約(法律行為としての契約) |
第5回 | 売買(1)売買契約の特徴 |
第6回 | 売買(2)売買契約成立前・後の法律問題 |
第7回 | 売買(3)売買契約履行の法律問題 |
第8回 | 金銭消費貸借 |
第9回 | 賃貸借(1) |
第10回 | 賃貸借(2) |
第11回 | 未成年者と民法 |
第12回 | 不法行為(1)特徴と意義 |
第13回 | 不法行為(2)成立要件 |
第14回 | 不法行為(3)無過失責任 |
第15回 | エピローグ 事務管理・不当利得 |
その他
教科書 |
小川富之、中山布紗 『ロードマップ民法①総則』 一学舎 2012年 第1版
|
---|---|
参考書 |
鎌野邦樹 『確認民法用語300』 成文堂 2007年 第3版
『六法(コンサイス、ポケット、ディリ-、判例等)』
講義時に、適宜指示。
|
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験の結果+授業への積極参加(4回ないし5回調査)さらに6月中に課題リポートの提出を求める。 |
質問への対応 | その場で、応答するか、次回講義で回答。 |
研究室又は 連絡先 |
|
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
宅地建物取引主任者試験や公務員試験などを目指している者にとって民法は非常に厄介な科目であるが、この講義では、その基本的スタンスを最大限理解してもらえるよう配慮したい。是非講義を聴いて、民法を得意科目にして欲しい。 |