建築積算・生産管理 (C31N C31S)

学修到達目標	基本的な施工の知識、建築積算業務の流れを理解する。各種工事別の数量算出と単価構成を理解する。建築現場の生産管理は実際の現場運営について学習する。
授業形態及び授業方法	教科書「建築の施工と積算」と「公共建築数量積算基準」等の資料を題材とし、黒板、ＰＣプロジェクター等を用いて講義を行う。節目に躯体工事、仕上げ工事で数量積算演習を実施し、理解度や到達度の確認を行なう。
履修条件	施工の基礎と合わせて基本的知識を "１"から学習するので、特別な予備知識は必要ない。

第1回	イラスト建築施工、建築積算概論：積算と見積、工事費の構成、積算業務の流れ
第2回	仮設工事の積算、基礎工事の積算：土工事
第3回	基礎工事の積算：山留工事、地業工事
第4回	躯体工事の積算１：鉄筋工事、型枠工事
第5回	躯体工事の積算２：コンクリート工事、構造比率
第6回	躯体工事の積算３：鉄骨工事、既成コンクリート工事
第7回	躯体工事の積算演習と解説
第8回	仕上げ工事の積算１：防水工事、石工事、タイル工事
第9回	仕上げ工事の積算１：木工事、屋根工事、金属工事、左官工事
第10回	仕上げ工事の積算３：木製建具工事、金属製建具工事、ガラス工事、塗装工事
第11回	仕上げ工事の積算４：内装工事、カーテンウォール工事、その他の工事、屋外工事
第12回	仕上げ工事の積算演習（内装工事の数量積算）
第13回	仕上げ工事の積算演習と解説
第14回	建築現場の生産管理について
第15回	理解度確認と解説

教科書	『新ﾃｷｽﾄ　建築の施工と見積』株式会社　彰国社 2009年第1版教科書は建築施工法の講義に使用した「建築の施工と積算」と同じものです。公共建築数量積算基準(平成18年度版）：国土交通省HPよりダウンロードできます。
参考書
成績評価の方法及び基準	躯体積算演習15％、仕上積算演習15％　定期試験：約70％　の合計100％として評価する。
質問への対応	授業中や授業後いつでも対応いたします。質問内容度合や時間の都合で、次の講義で説明することもあります。
研究室又は連絡先	中田研究室：駿河台校舎5号館6Ｆ566A　TEL＆FAX 03-3259-0698
オフィスアワー
学生へのメッセージ	建築工事費がどうのように構成されているか、実際の設計や施工の中で建築積算や生産管理がどのように行なわれているか説明する。建設業（設計・施工）に就業する場合、必ず必要になる知識なので、建築の実務に興味のある人は授業を受けてもらいたいと思う。

2015年 理工学部 シラバス - 建築学科