2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
| 科目名 | 建築設備Ⅱ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 池田 耕一 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 金曜2 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C32V C52Q |
| クラス | 建築1組・企画経営1組 、 建築2組・企画経営2組 | ||
概要
| 学修到達目標 | 本科目は建築空間の温熱環境及び空気環境を制御する空気調和設備を扱う。先ず室内空気の温熱、空気質を制御する基本的操作である、冷房・暖房・換気に関する原理を習得し、エネルギーの有効利用を考慮した空気調和設計の基本的考え方を学ぶ。特に建築設計と設備設計の相互関係を理解し、有効な空気調和方式を習得する。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形式とする。小レポートを授業終了時に提出する。なお、授業で使用したPPTファイルは授業終了後、少なくとも1週間程度CSTポータルにアップロードされるので、それをダウンロードしておくこと。 |
| 履修条件 | 建築環境工学の基礎知識 |
授業計画
| 第1回 | (授業の進め方について) 教官の自己紹介/教科書・参考書の紹介、理工系の学生としての考え方 |
|---|---|
| 第2回 | (空気調和とは) 概要/空気環境/温熱環境/温熱・空気環境評価 |
| 第3回 | (空調の歴史) 初期の空調/機械式空調の原理の歴史/空調計画の基本 |
| 第4回 | (湿り空気) 空気の物理状態の表現方法/乾球温度と湿球温度/飽和水蒸気圧と露点温度/潜熱と顕熱/比エンタルピー/湿り空気線図 |
| 第5回 | (換気) 換気の目的/室内空気汚染源/換気設計の基準/換気の種類と手法 |
| 第6回 | (室内空気汚染) シックハウス問題(化学物質汚染)/微生物汚染(カビ、ダニ、ウイルス、花粉) |
| 第7回 | (空調方式) 単一ダクト方式/各階ユニット方式/ゾーンリヒート方式/変風量単一ダクト方式/二重ダクト方式/マルチゾーンユニット方式/床吹出方式/ファンコイルユニット方式/誘引ユニット方式/パッケージユニット方式 |
| 第8回 | (熱負荷) 熱負荷の発生経路/熱負荷の種類/熱負荷計算 |
| 第9回 | (空気の分配) 室内空気分布/吹出し気流と吸込み気流/各種吹出し方式/空気分布の予測法/換気効率 |
| 第10回 | (空調の新しい動き) タスクアンビエント空調/大空間・アトリウム空調 |
| 第11回 | (空調の新しい動き、続) ペリーメーター空調/ヒートポンプ |
| 第12回 | (蓄熱槽、住宅設備) 蓄熱槽の特徴/蓄熱槽の分類/住宅設備計画の概要/各種住宅設備機器 |
| 第13回 | (産業用空調) クリーンルームとは/クリーンルーム内での気流・汚染物質制御 |
| 第14回 | (設備更新) 性能変化と耐用年数、更新要因と更新周期、更新の判断、 |
| 第15回 | (期末試験対策) 問題の出題形式、配点など |
その他
| 教科書 |
建築設備学教科書研究会 『建築設備教科書(新訂第2版)』 彰国社 2009年 第2版
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| 参考書 |
吉田 燦 『建築設備概論』 新建築設備叢書16 彰国社 2007年 第2版
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| 成績評価の方法 及び基準 |
小レポート:4割、期末試験:6割 |
| 質問への対応 | 教室、授業以外は、メールにて対応 |
| 研究室又は 連絡先 |
池田研究室 k.ikeda@arch.cst.nihon-u.ac.jp 03-3259-0707 |
| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
受講に際しては、生活態度を良好に保ち、万全の体調で受講する。講義中の私語、携帯電話操作は厳禁。 |