2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築史Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 重枝 豊 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C33N C34M |
クラス | 1組 、 2組 |
概要
学修到達目標 | 歴史的建造物は先人達によるさまざまな建築的課題の成果の宝庫である。建築は歳月を超越して現代に生きる我々に示唆に富んだ教材としての意味をもつ。日本建築における伝統とは何か、それがいかに育まれてきたのか、どのような意図で計画されたのか、などについて考えると同時に、日本建築の技術的な発展経緯と目的について理解を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
スライド(パワーポイント)、ビデオなどを利用する。随時、重要事項についての理解を深めるため小レポートを提出する。 |
履修条件 | 日本史 建築用語 |
授業計画
第1回 | 講義の目的 建築史学とは何か、歴史学を学ぶ意味とは何か |
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第2回 | 古代(古拙時代)建築の成長 統一国家以前における各地域での都城、集落、建築の実態について |
第3回 | 古代(飛鳥時代)建築の導入 統一国家の成立により,朝鮮半島を経由して外来文化の導入について |
第4回 | 古代(飛鳥時代)建築の成立 伽藍構成のルールを寸法構成から読み取る |
第5回 | 古代(奈良時代)建築の発展 寺院建築に当時採用された技術、意匠、計画について |
第6回 | 古代(奈良時代)建築の展開 寺院建築の普及に伴う神社の建築的に変容について |
第7回 | 古代(平安時代)建築の普及 建築技術の普及による独自なスタイルとしての“和様”について |
第8回 | 中世(鎌倉時代)建築の導入 新たに中国文化を再導入した大仏様について |
第9回 | 中世(鎌倉時代)建築の変化 禅宗様の導入と和様建築の変化について |
第10回 | 中世(室町時代)建築の形式化 武士のための建築(城郭都市、書院)の確立について |
第11回 | 中世(桃山時代)建築の異形 交易によって利を得た商人による茶の文化の意味について |
第12回 | 中世(江戸時代)建築の復興 国内統一よる変化、戦乱による焼失建築の復興について |
第13回 | 中世(江戸時代)建築の独創 江戸幕府の安定によって生まれた新しい建築について |
第14回 | 理解度確認 模擬試験を実施して日本建築の伝統について,各時代の流れを理解させる。 |
第15回 | 模擬試験の解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
澤村 仁 他 『日本建築史』 新建築学大系2 彰国社 1999年 第1版
日本建築学会 『日本建築史図集』 彰国社 1999年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価:小レポートまたは模擬試験(30%),定期試験(70%)の総合評価 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎5号館7階 03-3259-0697 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 16:50 ~ 17:20 5号館575A
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学生への メッセージ |
建築を解読する行為は建築を推理することにつながる。ぜひ先人の知恵を学び取ってほしい。 |