2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築設備Ⅲ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 池田 耕一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C42R |
クラス | 建築 |
概要
学修到達目標 | 本科目は建築空間の温熱環境及び空気以外の環境を制御する諸設備を扱う。先ず建物の水環境を形成する給排水設備、電気設備、ガス設備、防災設備等の基本に関する原理を習得し、それらの設計の基本的考え方を学ぶ。特に建築設計と設備設計の相互関係を理解し、有効な空気調和方式を習得する。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形式とする。出席票を授業終了時に提出する。なお、授業で使用したPPTファイルは授業終了後、少なくとも1週間程度CSTポータルにアップロードされるので、それをダウンロードしておくこと。 |
履修条件 | 建築環境工学の基礎知識 |
授業計画
第1回 | (授業の進め方について) 教官の自己紹介/教科書・参考書の紹介/理工系の学生としての考え方、国際感覚 |
---|---|
第2回 | (水道とは) 概要/ヒトと水/水道の歴史/給排水衛生設備の変遷/ |
第3回 | (水資源と水利用) 降水量と水資源既存量/水環境の機能と人間活動/水利用の目的と使用形態/給水源の種類/水道施設と水質/水質汚濁とその防止/水質環境基準とその達成状況 |
第4回 | (給水の汚染防止/水の流れ) 給水汚染の概要/配管類/衛生器具類(水栓)/水槽類/水の流れとベルヌーイの定理 |
第5回 | (給水・給湯量と圧力) 給水・給湯管路系の流れ/給湯負荷の種類と規定要因/給水量と圧力/給湯量と圧力/給水方式/給水配管方式 |
第6回 | (給水・給湯設備の機器と配管材料) 給水設備の機器/給水設備の配管材料/給湯方式/給湯温度と使用温度/給湯配管方式 |
第7回 | (給湯設備の機器と管材料) 機器/循環ポンプ/安全装置/配管材料 |
第8回 | (排水・通気設備) 排水器具/代表的な通気方式/各種通気管/管径/配管 |
第9回 | (衛生器具とガス設備) 衛生器具の種類と材質/小便器および洗浄方式/洗面器・手洗い器/浴槽/各種衛生ユニット/ガスの種類/ガスの供給/配管設備/ガス機器 |
第10回 | (ガス設備、下水処理設備、その他の設備) ガスの安全対策/小型合併処理浄化槽の例/雨水利用設備と排水再利用設備/排水再利用設備/消火設備と消火活動上必要な施設/消火設備 |
第11回 | (消火設備) 各種消火設備/火災報知システム/避難誘導システム/排煙システム/ごみ処理システム/ごみ関係法規/廃棄物の定義/ごみ処理設備計画 |
第12回 | (電気設備) 概要(電気とは)/電気における基本的関係/電気設備の目的/電気設備と関連法規/各種電気設備 |
第13回 | (発電所から器具まで) 発電所/送電設備/受電設備/配電設備/電気安全設備/非常用電気設備/各種電気器具 |
第14回 | (節電問題) 福島原発事故の影響/各種節電技術/節電の影響 |
第15回 | (期末試験対策) 問題の出題形式、配点など |
その他
教科書 |
建築設備学教科書研究会 『建築設備教科書(新訂第2版)』 彰国社 2009年 第2版
|
---|---|
参考書 |
吉田 燦 『建築設備概論』 新建築設備叢書16 彰国社 2007年 第2版
|
成績評価の方法 及び基準 |
小レポート:4割、期末試験:6割 |
質問への対応 | 教室、授業以外は、メールにて対応 |
研究室又は 連絡先 |
池田研究室 ikeda@arch.cat.nihon-u.ac.jp 03-3259-0707 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
受講に際しては、生活態度を良好に保ち、万全の体調で受講する。講義中の私語、携帯電話の使用は厳禁。 |