2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築基礎物理Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 相馬 亘 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C44D |
クラス | A 、 B 、 C |
概要
学修到達目標 | 建築基礎物理Iで学んだ質点の力学の知識を前提として、建築基礎物理IIでは質点系の力学、剛体の力学、弾性体の力学について学ぶ。質点系、剛体、弾性体において成り立つ基本的な定理を解説し、基本的な力学現象について具体的に論ずる。また全運動量、全角運動量、力のモーメント、慣性モーメントなどの基本概念を身に付けるとともに、質点系、剛体、弾性体の力学において用いられる数学的概念や手法の習熟を目指す。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で授業を進める。力学を学ぶ上で必要な数学的概念及び手法については随時説明する。また講義内容の理解を深めるための演習または小テストも行う。 |
履修条件 | 建築基礎物理Iで学ぶ力学の知識を前提とする。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、 角運動量とその保存則(1): ベクトルのベクトル積、力のモーメント、角運動量 |
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第2回 | 角運動量とその保存則(2): 角運動量保存則、中心力 |
第3回 | 角運動量とその保存則(3): 万有引力、運動方程式の角運動量積分 |
第4回 | 角運動量とその保存則(4): 惑星の運動─ケプラーの法則 |
第5回 | 質点系の運動(1): 質量中心、質点系の運動方程式 |
第6回 | 質点系の運動(2): 質点系の運動量、質点系の角運動量、質点系の運動エネルギー |
第7回 | 質点系の運動(3): 2体問題、衝突 |
第8回 | 剛体の運動(1): 剛体の運動方程式、剛体のつりあい |
第9回 | 剛体の運動(2): 固定軸のまわりの剛体の回転 |
第10回 | 剛体の力学(3): 慣性モーメントに関する2つの定理、慣性モーメントの計算例 |
第11回 | 剛体の運動(4): 簡単な剛体の運動 |
第12回 | 弾性体の力学(1): 弾性体の応力と歪み、弾性率 |
第13回 | 弾性体の力学(2): 弾性体のたわみ、弾性体のねじれ |
第14回 | 講義全体のまとめ |
第15回 | 平常試験と解説 |
その他
教科書 |
井口英雄、佐甲徳栄、相馬亘、中原明生 『理工系のための力学(第2刷)』 東京図書 2014年 第1版
適宜資料を配布します。
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参考書 |
自分にあった参考書が見つからない場合には、相談に応じます。
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験と定期試験による。ただし小テストやレポートを加味する場合もある。 |
質問への対応 | 直接質問に来てください。メールでも受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎1号館4階141A室(相馬)、船橋校舎5号館1階非常勤講師室(佐々木、樋山) e-mail : 各担当者より指示 |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:10 ~ 13:10 1号館4階141A室(相馬)、5号館1階非常勤講師室(佐々木、樋山)
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学生への メッセージ |
物体の性質やその運動を、数式で表現する思考方法を身につけましょう。そして、言葉を操るように数式を自由に操り、物事を数式で考えられるようになりましょう。 |