2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 住環境計画 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 川崎 直宏 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C44O |
クラス | 建築,企画経営 |
概要
学修到達目標 | 住宅・住環境計画の基本的な考え方と日本の戦後の住宅・住環境計画の潮流や特徴について理 解を深めると共に,現在の少子高齢化,低炭素社会化,ストック重視や市場重視社会の居住のあり方と住宅・住環境計画との関係を考察する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式を中心として、授業を行う。内容は必要に応じてプリントを配布し、PPTにより解説、および具体事例をスライドにて提示する。教科書は特に使用しない。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | 住宅・住環境計画とは -住宅・住環境計画の概念とこれを支える住宅政策や住宅供給・住宅 産業の構造を概説する。 |
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第2回 | 日本の住宅事情・住環境の状況 -現在の日本の住宅や住環境を巡る基礎状況と基礎データを解説し、これらを把握・認識するための統計や基礎調査の内容とその重要性を考える。 |
第3回 | 住宅・住環境計画の基礎と進め方 -住宅・住環境計画の基礎的な考え方を学ぶ。これに基づく住宅・住環境の調査、計画条件、計画方針、計画行為等の基礎知識の習得と計画の進め方を学ぶ。 |
第4回 | 日本の住宅政策の変遷と住宅・住環境の推移 -戦後から安定成長期に至る住宅・住環境政策 の変遷を解説し、時代状況に応じた政策理念や政策思潮を認識し、住宅・住環境の特徴を考える。 |
第5回 | 公共住宅における住宅・住環境計画(1) -住宅政策の核となった公営・公団・公社を柱と する公共住宅の概要を理解し、現在までの公共住宅の役割と効果を検証し、住宅・住環境の特徴を考える。 |
第6回 | 公共住宅における住宅・住環境計画(2) -現在の変貌する住宅事情や転換する住宅政策の動向の中で、今後の公共住宅や公共政策のあり方を考え、住宅・住環境の方向を考える。 |
第7回 | 住宅市場と住宅・住環境計画 -現在及び今後の住宅政策の重点となる賃貸市場、中古市場、リフォーム市場の実態を認識し、今後の住宅市場と住宅・住環境計画のあり方を考える。 |
第8回 | 住宅の産業化・住宅生産、住環境政策と住宅・住環境計画 -住宅の産業化政策、生産工業化 の変遷及び住環境政策を学び、今後の住宅生産・産業、まちづくり政策と住宅・住環境計画の あり方を考える。 |
第9回 | 現在の住宅・住環境政策の転換 -近年大きく変容しているわが国の住宅政策の動向を学び、政策理念や政策思潮の転換と「住生活基本法」を核とした今後の住宅・住環境計画の方向を考える。 |
第10回 | 住宅セーフティネットと住宅・住環境計画 -住宅市場政策への政策の転換に伴う新たな居住貧困の状況の認識と理解の上、今後の住宅・居住福祉の関係や今後の住宅・住環境計画のあり 方を考える。 |
第11回 | 高齢社会における住宅・住環境計画 -最大のテーマである高齢化の視点とさらに進展する高齢化や住宅政策の転換に基づく、住宅供給、住宅・居住事業と今後の住宅・住環境計画のあり 方を考える。 |
第12回 | 低炭素社会における住宅・住環境計画 -今後の低炭素社会に向けての住宅政策の転換とこれに基づく、住宅供給、住宅・居住事業と今後の住宅・住環境計画のあり方を考える。 |
第13回 | ストック型社会の住宅・住環境計画 -今後の住宅ストック活用政策やマンションの管理・リ フォーム・建替え等のあり方と長期優良住宅等ストック型社会の住宅・住環境計画のあり方を 考える。 |
第14回 | 地域からの住まいづくりと住宅・住環境計画 -地方分権等地方の主体性が進む中、地域の住宅政策の実態と展望を認識し、地域居住政策の今後の方向と住宅・住環境計画を考える。 |
第15回 | 現在の喫緊の課題である東日本大震災の復興における住宅や街づくりの在り方を考える。 まとめ(理解度の確認) |
その他
教科書 | |
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常の授業への取り組みやレポート提出などを総合して評価する。 具体的目安は、平常の授業態度(40%)と講義内に課す理解度確認レポート(20%),および最終講義時の論述式のレポート(40%)。 |
質問への対応 | 授業中を中心に対応する |
研究室又は 連絡先 |
都市計画研究室 長岡(03-3259-0700) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |