2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築構造実験 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 宮里 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 木曜5・6 土曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C45M C45Z C63O C63X |
クラス | 建築1組,企画経営1組 、 建築2組,企画経営2組 |
概要
学修到達目標 | 構造力学、応用力学、鉄筋コンクリート構造および地盤基礎工学で学んだ、荷重と応力・変位の関係、座屈現象、破壊現象、構造物の耐力、土の物理定数、地耐力等について、実験を通じて知識を深めると共に、実際の建物の構造計画や構造設計に必要な感覚を養う。実験は「構造安定実験」、「構造部材実験」、「土質実験」の3種類がある。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【構造安定実験】曲げ材の構造基本特性 たわみ曲線・発生応力 について理論と実験の両面から考察する。またアーチの座屈現象(弾性不安定現象)を実験を通じて理解すると共に、張弦梁構造を対象にして、テンション材配置が曲げ材の剛性と耐力に及ぼす効果について把握する。 【構造部材実験】鉄筋コンクリート(RC)梁を対象とした単純支持曲げ部材に関して3点曲げ破壊実験を行い、ひび割れ進展状況、主筋のひずみ、変位、耐力等を計測し、曲げ破壊する部材の変形性能や抵抗機構について理解するとともに、設計式等により曲げ耐力の検討を行う。 【土質実験】建築物の基礎の設計に必要な土のせん断強さ(粘着力cと内部摩擦角φ)および物理定数(圧縮指数Cc)をそれぞれ一面せん断試験と液性限界試験から求め、設計課題である直接基礎の地耐力(支持力および沈下量)について検討する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | 【構造安定実験】/教員:宮里直也/5号館第9実験室(544) ガイダンス -実験の目的と位置づけ |
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第2回 | 【構造安定実験】 講義 -耐力と剛性/座屈問題(棒材・アーチの座屈)/ハイブリッド構造/テンション材の効果 |
第3回 | 【構造安定実験】 実験実施(各班で受講)① |
第4回 | 【構造安定実験】 実験実施(各班で受講)② |
第5回 | 【構造安定実験】 実験実施(各班で受講)③ |
第6回 | 【構造安定実験】 実験実施(各班で受講)④ |
第7回 | 【構造安定実験】 実験実施(各班で受講)⑤ |
第8回 | 【構造安定実験】 実験実施(各班で受講)⑥ |
第9回 | 【構造安定実験】 レポート作成指導① |
第10回 | 【構造安定実験】 レポート作成指導② |
第11回 | 【構造部材実験】/教員:白井伸明,田嶋和樹,清水泰/5号館第5実験室(538) ガイダンス -実験の目的と位置づけ |
第12回 | 【構造部材実験】 講義 -RCの曲げ破壊/変形性能/抵抗機構/曲げ耐力/設計式 |
第13回 | 【構造部材実験】 実験実施(各班で受講)① |
第14回 | 【構造部材実験】 実験実施(各班で受講)② |
第15回 | 【構造部材実験】 実験実施(各班で受講)③ |
第16回 | 【構造部材実験】 実験実施(各班で受講)④ |
第17回 | 【構造部材実験】 実験実施(各班で受講)⑤ |
第18回 | 【構造部材実験】 実験実施(各班で受講)⑥ |
第19回 | 【構造部材実験】 レポート作成指導① |
第20回 | 【構造部材実験】 レポート作成指導② |
第21回 | 【土質実験】/教員:安達俊夫,山田雅一/9号館第11実験室 ガイダンス -実験の目的と位置づけ |
第22回 | 【土質実験】 講義 -土のせん断強さ/せん断試験/液性限界試験/基礎の支持力と沈下量 |
第23回 | 【土質実験】 実験実施(各班で受講)① |
第24回 | 【土質実験】 実験実施(各班で受講)② |
第25回 | 【土質実験】 実験実施(各班で受講)③ |
第26回 | 【土質実験】 実験実施(各班で受講)④ |
第27回 | 【土質実験】 実験実施(各班で受講)⑤ |
第28回 | 【土質実験】 実験実施(各班で受講)⑥ |
第29回 | 【土質実験】 レポート作成指導① |
第30回 | 【土質実験】 レポート作成指導② |
その他
教科書 | |
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参考書 |
『建築基礎構造設計指針』 建築学会
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成績評価の方法 及び基準 |
講義・実験に出席することが条件。成績はレポートの内容で評価。 |
質問への対応 | 各研究室ごとに対応 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台569A(宮里) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 09:00 ~ 17:00 教員により時間帯は異なる
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学生への メッセージ |
建築構造分野の基礎として全員が履修しなければならない必修科目です。 |