構造力学演習Ⅱ (C52O)

学修到達目標	「構造力学Ⅰ」で学んだ梁・ラーメンの応力に続きトラスの応力に関する演習を行う。応力と同様に静定構造物の基本は変形である。主として仮想仕事式に関する演習を通して、トラス・梁・ラーメン等の変形の算定法を理解する。
授業形態及び授業方法	最初に理論や原理のポイントを整理した後、演習問題を学生自身に問題を解かせることにより、理解の促進を図る。演習問題は基礎的な問題から応用力の必要な問題まで３題程度用意し、適宜ヒントを付け加え、自力での解答を促す。
履修条件	特になし

第1回	ガイダンス－構造力学Ⅱの目標と意義
第2回	トラス入門－トラスのシステムを理解するための演習
第3回	トラス（２部材／三角形トラス）の節点の釣り合いと応力に関する演習
第4回	トラスの応力（示力図を用いた図式解法）に関する演習
第5回	トラスの応力（数式解法／切断法）に関する演習
第6回	トラスの変形（幾何学的考察）に関する演習
第7回	トラスの変形（仮想仕事）に関する演習
第8回	トラス構造の実例に関する演習
第9回	片持梁の変形に関する演習（１）
第10回	片持梁の変形に関する演習（２）
第11回	単純梁の変形に関する演習
第12回	ラーメンの変形に関する演習（１）
第13回	ラーメンの変形に関する演習（２）
第14回	不静定構造に関する演習
第15回	平常試験及びその解説

教科書	『くわしすぎる構造力学演習Ⅱ』彰国社
参考書	『空間　構造　物語』彰国社『建築構造力学（上）』理工図書
成績評価の方法及び基準	定期試験の結果を主とするが、中間テスト等も考慮する。
質問への対応	授業終了後及び演習時間内に行う。
研究室又は連絡先	駿河台校舎　569AB号室「空間構造デザイン研究室」(03-3259-0710)
オフィスアワー	月曜駿河台 09:00 ～ 10:00
学生へのメッセージ	構造力学Ｉに続き、構造力学の基礎として必須な科目である。演習を通して理解を深めてほしい。

2015年 理工学部 シラバス - 建築学科