2015年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 卒業研究・設計 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 安達 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C66M |
クラス | 環境・構造、設計・計画、企画経営 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
本研究室は19年余,中国西安建築科技大学の劉 加平教授(院士)と共同研究を遂行しており,数十人に及ぶ交換留学生を輩出しているサステイナブルデザインを機軸とする研究室です。 2005年, 東北大学との共同研究による中国8都市における省エネ調査(日・中・韓建築学会Best Paper Award), 2006年, ヤオトン(黄土高原地中住居)の開発と普及 (国連World Habitat Award共同受賞), 2007年チベット高原の居住環境特性に応じた自然エネルギー適応住宅の開発, 2008-2009年,国土交通省超長期住宅先導的モデル事業に採択,2009年BS Japan「日経Eco×Eco」にて解説。テレビ朝日「奇跡の地球物語~日本建築 未来に生きる先人の知恵~」監修, 2010年 ㈱大京と共同開した環境配慮型マンションがグッドデザイン賞受賞,ドイツ・ダルムシュタット工科大学に建築学科第1号の交換留学生を輩出。2011-2012「中国西部地域における気候変動に応じた省エネルギー住宅構想」が理工学部プロジェクト研究に採択。2011-2013文部科学省科学研究費助成に採択。「中国西部地域における気候変動と健康に配慮した新型省エネルギー住宅構想」を展開。2014年 8月日中韓女性科学技術者リーダー会議日本代表で講演、 11月ICEERB国際会議で事務局、天津城建大学にて 招待講演。2015年2月共同開発の「ライオンズパッシブ デザイン」が新築全物件で標準採用される。 【平成26年度の研究テーマ】 ライフスタイルと教育(省エネ教育)・福祉住環境・ 国際学術交流 1.地球環境時代における住環境教育の普及啓発に関する研究 ~教育現場における『緑のカーテン』の涼房効果~ ~パッシブデザインを実践する郊外型住宅の実測~ 2. デイサービス施設における温熱環境改善 ~高齢者・弱者対応・ユニバーサルデザインを意図した日中共同研究~ 3. 環境配慮型キャンパスに向けた熱中症予防に関する 研究 ~simulationによるキャンパス整備計画~ 4.伝統の知恵を現代に生かすパッシブ手法 〔㈱大京ライオンズパッシブが全物件に標準仕様決定〕 5.重要文化財のバッファゾーン設定に関する提案 |
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学修到達目標 | 建築環境工学は、快適で質の高い建築空間の計画に共通する原論である。建築の物理的な環境要素と、五感を介した人の心理・生理面の関係を、計測・評価・予測を通して学び、身につけることを目的とする。 |
授業形態及び 授業方法 |
卒業研究を中心に授業を進める。設計・計画系、企画系コースの学生に対しても同様とし、 必要に応じて個別に対応したい。研究テーマにより、個人及びグループによる研究形態とする。夏季休暇前までは、大きなテーマ別に週1回を含む必要に応じた基礎勉強会を実施する。その間に各自テーマを確定すると共に、それまでの成果をまとめ報告会で発表し、併せて研究計画書を提出する。9月中には第1回の公開研究報告会を実施し、中間期における研究成果を発表し審査の対象とする。12月末には準公開の中間発表会を開き、研究成果を纏める。2月初旬に第2回の公開研究発表会を開催し、卒業研究の成果として最終審査を行う。 |
履修条件 | ・取得単位が、卒業研究着手条件を満たしていること。 ・環境工学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ及び建築環境実験を取得していることが望ましい。 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
最終的な結果だけでなく、研究のプロセスとその処理を含む研究の流れを考慮する。 研究計画書+中間審査(15%) 公開研究報告会(25%) 卒業論文と口頭発表(60%) 設計・計画系、企画系コースの学生も個別に対応しながら上記に準ずるものとする。 |
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質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
吉野(光田)泰子研究室:(船橋校舎545A)(tel.047-469-5479) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |
グループ研究を展開する中で、調査・研究・討論・論文構築・プレゼンテーション技術に至 るまで、卒業研究は自らの履歴書として、惜しまず努力を傾ける気概を持って欲しい。また、地球環境時代に生きる皆さん自らが、サステイナブルなライフスタイルを実践し、次世代を担う建築家・エンジニア・環境行政官として活躍してほしい。 |