2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 建築設備 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 2年 |
担当者 | 岡本 強一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D12D D12F |
クラス |
概要
学修到達目標 | 建築の主要な目的の一つは人間にとって健康で快適な環境を実現することであり,その為の 建築設備の技術を正しく理解するためには,それを構成する物理的,機械工学的な技術要素の単なる集まりとしてだけでなく,人の生活と直接かかわるものとして位置づけていくことが必要である。ここでは,空気調和設備を中心に講義を進め,建築における設備の役割とその重要性への理解を図るとともに,建築設備の基本的共通技術の学習を目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業はプレゼンテーションソフトを利用して行う。また数回の演習を行い,理解を図る。 |
履修条件 | 伝熱学の基礎 |
授業計画
第1回 | ガイダンス,トータルシステムとしての建築・システムとしての建築設備(建築設備に要求される快適性,利便性,経済性,省エネルギーを満足させるには,建築設備をトータルシステムとして捉えなくてはならない.また,建築の耐久性と設備の耐久性,その他ゾーニングについて勉学する) |
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第2回 | 配管系の基礎理論(連続の式,ベルヌイの定理を理解し,実際に使ってみる.また,摩擦抵抗と局部抵抗について勉学する.) |
第3回 | 配管系の基礎理論(ベルヌイの定理の理解を深めるために,配管の管径について計算について勉学する) |
第4回 | 演習(管径を計算する為に,等圧法用いた演習を行う) |
第5回 | 給水設備(給水方式,給水量について勉学し,予想給水量につても勉学する) |
第6回 | 給水設備(受水タンク・高置タンクの容量と設置高さについて勉学する) |
第7回 | 演習(受水タンク・高置タンクの容量決定と設置高さについて演習を行う |
第8回 | 伝熱学の基礎理論(快適な室温に設定する為の余分な熱量を除去する,この熱量を負荷と呼び,この熱負荷について勉学する.「建築環境工学」で勉学した熱の移動の理論を,建設備用に拡張する) |
第9回 | 熱負荷計算(熱負荷について,壁だけでなく,屋根などにも拡張する,その時の熱伝達率や中空層の係数決定の方法も勉学する) |
第10回 | 演習(空調負荷計算を行い,かつ,時刻ごとの熱量の変化もみる) |
第11回 | 湿り空気線図(乾き空気と湿り空気,水蒸気を特別に考える理由,水蒸気の熱的関係,などについて勉学し,湿り空気線図を読む) |
第12回 | 湿り空気線図(空気調和構成,単位操作(加熱・冷却・混合・加湿・除湿)について勉学し,顕熱変化・潜熱変化・顕熱比について理解する) |
第13回 | 湿り空気線図(空調プロセスにおいては,空気線図上でどのように表現されるのかを勉学する.ここでは,計算ではなく,空気線図上での状態変化を自由に表現できるようにする) |
第14回 | 演習(空調プロセスの例題として,そのプロセスの状態変化を湿り空気線図上で表現する) |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
建築設備学教科書研究会 『建築設備学 教科書』 彰国社 2003年 第新訂第二版
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参考書 |
日本建築学会編 『建築環境工学用教材<設備編>』 丸善
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成績評価の方法 及び基準 |
期末試験 |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
岡本研究室(13号館6階1365室、okamoto.kyoichi@nihon-u.ac.jp、047-469-5568) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |