2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 海洋建築施工法 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 恵藤・野志 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D13C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 海洋構造物の施工計画の構築に必要な基礎事項を修得する. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
授業では,海洋構造物の構造を併せて解説し,施工方法の理解を深めるように計画している.授業内容は,一般的な構造形式を選定して施工方法を解説する.また,既学習科目の知識の整理も併せて行えるように工夫する. |
履修条件 | 建築施工法,海洋建築材料を学んだことがあること. |
授業計画
第1回 | <ガイダンス:授業内容・計画と他の科目との関連> 1.海洋建築物の構造と特徴(惠藤,野志) 海洋建築物の基本的な構造形式である浮体式,ジャケット式,重力式の構造概要を学習 |
---|---|
第2回 | 2.施工プロセスの特徴(野志) 陸上の一般的な建築物と海洋建築物の施工プロセスの相違を学習 |
第3回 | 3.施工と自然環境(野志) 自然環境の重要性,調査項目と調査方法,調査結果の整理方法を学習 |
第4回 | 4.施工施設と機材(野志) 海洋建築の施工に用いられる施設や作業船の機能を学習 |
第5回 | <理解度確認:海洋構造物の構造と施工計画> |
第6回 | 5.ジャケット式建築物の構造(惠藤) 構造概要と構造計画方法を学習 |
第7回 | 6.ジャケット式建築物の施工(惠藤) 施工の流れ,施工の留意点,管理や検査と海上工事ならではアイデアを活かした重量物の施工方法を学習 |
第8回 | 7.浮体式建築物の構造(惠藤) 鋼製とコンクリート製について構造概要と構造計画方法を学習 |
第9回 | 8.浮体式建築物の施工(惠藤) メガフロートに代表される鋼製浮体構造物の施工の流れ,N’Kossaバージに代表されるコンクリート製浮体構造物の施工の流れを学習 |
第10回 | <理解度確認:ジャケット式と浮体式建築物の構造と施工> |
第11回 | 9.重力式建築物の構造(惠藤) 構造概要と構造計画方法を学習 |
第12回 | 10. 重力式建築物の施工(惠藤) 地盤改良から構造物の完成までのプロセスを学習 |
第13回 | 11. 施工中の環境影響(野志) 周辺の海域や地域及ぼす環境影響要因と対策を学習 |
第14回 | 12. 社会環境と新しい施工技術(野志) 現在の建築を取り巻く社会問題と海洋工事における課題の関係を明らかにし,その解決策としての技術開発動向と現状を学習 |
第15回 | <理解度確認:重力式建築物の構造と施工および施工と環境> |
その他
教科書 |
前田久明,他 『海と海洋建築』 成山堂 2006年 第1版
印刷教材として資料を配布する.
|
---|---|
参考書 |
日本海洋開発建設協会 『わが国の海洋土木技術』 山海堂 1998年
日本海洋開発建設協会 『世界の海洋土木技術』 山海堂 2002年
北島昭一 『海洋施設の設計と施工』 技報堂 1979年
|
成績評価の方法 及び基準 |
毎回のチェックテスト10%,理解度確認30%×3回 |
質問への対応 | 質問には随時対応する. |
研究室又は 連絡先 |
惠藤:13号館4階1341室 eto.hiroaki@nihon-u.ac.jp 野志:13号館3階1335室 noshi.yasuhito@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 15:00 ~ 16:30 1335室:野志
水曜 船橋 09:00 ~ 10:30 1341室:惠藤
|
学生への メッセージ |
建築施工法の知識を応用して海洋建築の建設方法を楽しく学びましょう. |