2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 防災安全工学 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 中西・桜井・北嶋 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D13D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 2011東日本大震災では津波により多くの犠牲者がでた。また、首都圏においても液状化現象や継続時間の長い長周期地震動の影響で社会基盤がマヒする事態が起きたことにより、あらためて建物の耐震性や防災に大きな関心が持たれている。講義では、様々な災害例とその対策例を紹介するとともに、地震対策として近年盛んに実施されている「既存建物の耐震診断手法」の概要と地震災害発生直後の技術ボランティアとして社会的要請の高い「震災建物等の被災度判定法および復旧技術」について、わかりやすく解説するとともに、防災まちづくりに必要な知識を学ぶ。また、人為的災害として、火災の原因と防火対策についても言及する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業では、できる限り実例をあげながら説明する。従って、必要に応じてプロジェクタやビデオを使用し理解の促進を図る。 |
履修条件 | 一般構法及び材料、建築構造の基礎的知識 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、災害の種類(自然災害と人為的災害)と防災 |
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第2回 | 自然災害:地震被害と設計基準の変遷、 |
第3回 | 自然災害:津波 |
第4回 | 自然災害:台風 |
第5回 | 人為的災害:火災-1 |
第6回 | 人為的災害:火災-2 |
第7回 | 震災建築物等の被災度判定基準の考え方 |
第8回 | 震災建築物の応急危険度判定法:木造、鉄骨造 |
第9回 | 震災建築物の応急危険度判定法:鉄筋コンクリート造 |
第10回 | 耐震診断の考え方と耐震補強技術 |
第11回 | 災害リスク認知と行動 |
第12回 | 地震災害と地域危険度評価 |
第13回 | 洪水災害の発生状況と防災対策 |
第14回 | 防災教育とまちづくり |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
授業資料はMoodlに掲載
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参考書 |
被災建築物応急危険度判定研究会 『被災建築物応急危険度判定マニュアル』 (財)日本建築防災協会
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成績評価の方法 及び基準 |
授業中に課したレポート(20%)と定期試験(80%)の結果により評価する。 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
常に、意欲的に取り組んで欲しい。 |