親水空間計画 (D23K)

学修到達目標	本講義では，地域と水の問題について「地図とデータ」から考えることを主題とし，基礎的な地図・地理知識の習得を踏まえ，環境と防災の両側面から具体的かつ実践的な調査と解釈のための方法論を学ぶ．
授業形態及び授業方法	本講義では，作業形式での作図・作表および簡易計算のほか，映像資料を併用した講義を行う（電卓・色鉛筆持参）．また課題レポートの作成に際しては，東京都内の親水公園景観に関する簡易な現地調査を行う．
履修条件	地域と水問題を考えるうえで広く環境的視点と防災的視点の双方に立ち，シラバスを参考にその基礎となる報道，ニュース，論文，書籍などから積極的に情報収集をすること．

第1回	ガイダンス/日本河川/世界河川/
第2回	都市化と水環境（河川法/東京地名地形/地形発達史）
第3回	都市化と水環境（親水公園/海浜公園/水利/水資源）
第4回	都市化と水環境（親水行動/解析手法/作図手法）
第5回	地形と水環境（水文地形判読技法/地理写真撮影技法/地図化）
第6回	地形と水環境（空中写真判読技法/作図方法/地図化）
第7回	水環境分析手法（河川環境評価技法/景観評価技法）
第8回	生活と水環境（農業用水/ため池/土地利用変化/水管理組織）
第9回	生活と水環境（生活用水/水質/水量/解析手法）
第10回	水環境に関する学術論文収集方法/読解方法/
第11回	災害と水環境（水害発生構造/水害対策/ハザードマップ/堤防）
第12回	海外の水環境（中国の水環境/海外調査技法）
第13回	海外の水環境（韓国の水環境/海外調査技法）
第14回	社会と水環境（水辺の社会実験/写真分析/作図方法）
第15回	社会と水環境（水辺の環境教育/言語分析/防災教育）

教科書	日本建築学会『親水空間論－時代と場所から考える水辺のあり方－』技報堂出版 2014年第1版
参考書	講義内紹介
成績評価の方法及び基準	講義内テスト2回（70％）・レポート2題（30％）
質問への対応	講義内対応・オフィスアワー対応
研究室又は連絡先	船橋校舎13号館4階　1345研究室 TEL/FAX　047-469-8362 E-mail　tsuboi.sotaro@nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	火曜船橋 15:00 ～ 16:30
学生へのメッセージ	毎回の講義では，指定教科書のほか，高等学校等で使用した地図帳，色鉛筆，電卓および講義で配布する資料をファイルし持参すること．

2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科