構造力学A (D32C)

学修到達目標	力学理論に基づいて、静定骨組構造物(はり、ラーメン)に外力が作用した場合の応力(断面力)を理論的に求める方法を学ぶ．建築物・海洋建築物の設計には欠かすことのできない基礎知識である．
授業形態及び授業方法	力学の基礎を理解するために講義形式で授業を行うが、随所で練習問題を解くことによって、基礎理論の理解をさらに深める．
履修条件	特になし．

第1回	ガイダンス、構造力学と構造設計、力の概念、力の定義、力の性質
第2回	力の合成と分解　図式解法　：　示力図、連力図
第3回	力のモーメント、偶力、偶力のモーメント、平行な力の合成、分布荷重
第4回	力の解析的合成法、力の釣り合い条件
第5回	反力計算　：　片持ばり、単純支持ばり
第6回	反力計算　：　3ピン、3ローラー構造
第7回	反力の図解法　：　単純支持構造、3ピン・3ローラー構造
第8回	中間試験（力の合成と分解、反力の計算・図解法）
第9回	静定骨組の応力計算：断面力の性質・定義、応力の図示法
第10回	片持ばり・単純支持ばりの応力計算および図解法(1)
第11回	片持ばり・単純支持ばりの応力計算および図解法(2)
第12回	単純支持形式のラーメンの応力計算および図解法
第13回	3ピン、3ローラー構造の応力計算および図解法(1)
第14回	3ピン、3ローラー構造の応力計算および図解法(2)
第15回	平常試験及びその解説

教科書	構造力学研究会『建築構造力学　上』理工図書
参考書	齊藤謙次『建築構造力学演習Ⅰ』理工学図書
成績評価の方法及び基準	平常試験60％、中間試験40％
質問への対応	随時質問に対応する．
研究室又は連絡先	船橋校舎１３号館６階1361室
オフィスアワー	水曜船橋 15:00 ～ 16:30
学生へのメッセージ	基本的には｢構造力学演習Ａ｣も同時に受講すること．演習を受講することによって理解が深まる．また、予習・復習を必ず行うこと．

2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科