2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 |
総合演習Ⅰ(建築構造設計)
(建築構造設計)
|
||
---|---|---|---|
設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 中西・浜原・北嶋 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1・2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D41M |
クラス |
概要
学修到達目標 | 鉄筋コンクリート造建物を対象に、実際の構造計算を行い、構造図を作成する。 この科目は、本学科で学んだ海洋建築工学に関するすべての知識を駆使して、構造設計という総合的な作業の実践を学ぶもので、将来エンジニアとして必要な基礎的な知識・工学的判断力を養う。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
授業は、設計の基本的な考え方と流れを解説する講義と、その内容を実際に構造設計する演習を組み合わせながら実施する。 講義は、必要に応じてパワーポイント等で具体例を示しながら進める。 また、その場で計算を進めることがあるので必ず電卓を持参する。 |
履修条件 | 構造力学Ⅱ(不静定構造物の解法)、コンクリート構造、基礎構造の基礎的な知識を習得していることが望ましい |
授業計画
第1回 | ガイダンス 過去の地震による鉄筋コンクリート造建物の被害例 |
---|---|
第2回 | 耐震設計法の歴史的変遷 性能設計と耐震設計法の基本的考え方 |
第3回 | 設計概要 : 許容応力度、許容地耐力、仮定断面、荷重の算定、設計用床荷重表 |
第4回 | 剛比計算、C・M・Q0の算定、柱軸方向力の算定、建物重量の算定 |
第5回 | 1次設計の内容、設計の手順、地震層せん断力、設計ルートの確認 第1回チェック(建物重量の算定まで) |
第6回 | 鉛直荷重時応力計算法、水平荷重時応力計算法(D値法)、設計応力表の作成 |
第7回 | 2次設計の内容、設計の手順、層間変形角、剛性率、偏心率 |
第8回 | 2次設計 : 保有水平耐力の検討 |
第9回 | 保有水平耐力 : 塑性解析 第2回チェック(設計ルートの確認、応力算定) |
第10回 | はり・柱の設計 : 曲げ補強筋の算定 |
第11回 | はり・柱の設計 : せん断力に対する検討 |
第12回 | 基礎の設計 |
第13回 | スラブ、小ばり、耐震壁、階段等の設計 |
第14回 | 構造計算書、構造図作成について 第3回チェック(はりの設計まで) |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
日本建築学会関東支部 『鉄筋コンクリート構造の設計―学びやすい構造設計―』
|
---|---|
参考書 |
『鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説 許容応力度設計法』 日本建築学会
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験=30%、設計課題=70% 設計課題(構造図と構造計算書)の提出期限は8月7(金)とする |
質問への対応 | 研究室にて、随時質問に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 16:00 ~ 17:00
|
学生への メッセージ |
建築構造技術者として必須の知識を習得できる科目である。将来構造設計者を目指す学生はもちろんのこと、建築施工、建築デザイン・計画を志望する学生諸君も必ず学ぶ必要のある内容である。 |