2015年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | ベーシックデザイン演習 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 佐藤・玉上 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2・3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D52A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本授業は,造形演習、基礎製図法、空間の表現法を学ぶ授業である。具体的には造形演習では正解の多様なデザインや空間の創造という概念に親しむため、全体と部分の観察や空間を構成するさまざまなカタチと素材の認識から始まり、空間のスケール感覚について学習する。さらに、これらのカタチをわかりやすく表現する建築設計の基礎的能力の修得を目標としている。とくに建築の共通言語となる建築記号の理解をはじめ、空間の認識力について重点的に学習する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
フリーハンドのスケッチや,実際の建築空間を計測しこれを模型として表現するなど、手を動かす作業を中心とした複数の演習課題を通じて,体験的に3次元の「空間」を把握・表現する訓練を行う。 授業は15-20名の受講生を1名の教員がを担当する少人数スタジオ形式を採用しているため、マンツーマンによるきめ細かい指導となる。 |
履修条件 | 必修(一級建築士指定科目) (デザイン系科目は段階制をとっているため、本科目に合格しないとデザイン演習Ⅰ以降のデザイン系科 目を受講できない。また、本科目の単位取得は卒業研究着手条件である。) |
授業計画
第1回 | シラバスの解説、担当師紹介、受講上の注意事項、課題の説明および教室保存作品の紹介、各自で購入すべき製図用具等の説明 造形演習1:レンダリングの基礎 手描きによる身近なテクスチャのスケッチ①、ミクロの決死隊1 |
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第2回 | 造形演習2:レンダリングの基礎 手描きによる身近なテクスチャのスケッチ②、ミクロの決死隊2,作品発表 |
第3回 | 造形演習3:パーソナル空間の創作演習① 課題「光のカタチ」について、光と陰の観察,事例の収集 |
第4回 | 造形演習4:パーソナル空間の創作演習② 課題「光のカタチ」について、壁や天井などにさまざまな切り込みを入れ,光と陰(図と地)の関係を把握 |
第5回 | 造形演習5:パーソナル空間の創作演習③ 課題「光のカタチ」について、立方体の中を快適な空間になるよう構成,作品発表 |
第6回 | 基礎製図法1:「図面表現」の演習:製図用具の使い方と線の引き方の演習①、鉛筆と製図ペンを用いた線の練習、図面(中心線、補助線等含む)の種類・意味・名称、描き方等の理解。 |
第7回 | 基礎製図法2:「図面表現」の演習:製図用具の使い方と線の引き方の演習②、 鉛筆と製図ペンを用いた線の練習、図面(中心線、補助線等含む)の種類・意味・名称、描き方等の理解。 |
第8回 | 基礎製図法3:「図面表現」の演習:製図用具の使い方と線の引き方の演習③、 鉛筆と製図ペンを用いた線の練習、図面(中心線、補助線等含む)の種類・意味・名称、描き方等の理解。 |
第9回 | 基礎製図法4:建築スケール(基準寸法)・図面縮尺・構造表現・開口部表現等の演習①、 壁・柱・材料・開口部などの建築記号の理解。 |
第10回 | 基礎製図法5:建築スケール(基準寸法)・図面縮尺・構造表現・開口部表現等の演習②、 壁・柱・材料・開口部などの建築記号の理解。 |
第11回 | 空間表現法1:「マイスペース」の創作 軸測投象/等測投象による外観透視図の演習、プロポーションの概念① |
第12回 | 空間表現法2:「マイスペース」の創作 軸測投象/斜投象による外観透視図の演習、プロポーションの概念② |
第13回 | 空間表現法3:「マイスペース」の創作 消点法による外観透視図の演習 |
第14回 | 空間表現法4:「マイスペース」の創作 図面表現① 平面計画の表現方法 |
第15回 | 空間表現法5:「マイスペース」の創作 図面表現② 断面及び立面計画の表現方法 |
その他
教科書 |
ギャラリー間 『建築MAP東京mini 』 TOTO出版 2004年
ギャラリー間 『建築MAP東京 mini〈2〉』 TOTO出版 2005年
日本建築学会 『コンパクト建築設計資料集成「住居」』 丸善 2006年 第2版
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参考書 |
各課題ごとに説明資料や図面等を適宜、配付する。
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成績評価の方法 及び基準 |
①成績は半期を通じた全課題の総合評価とする ②未提出・未完成の課題がある場合には不合格とする ③各課題の評価は作品の内容・完成度と出席状況で行う |
質問への対応 | 原則的に、授業時間の中で対応する。演習内容に関しては、自分が指導を受けている担当師に直接、問い合わせること。ただし、事務的な質問に対しては、TAが対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
授業時間内:船橋校舎12号館4階製図準備室B(047-469-5467) 授業時間外:船橋校舎13号館4階1352室(047-469-5419)佐藤信治 E-Mail:sato.shinji@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 15:00 ~ 16:30 13号館研究室
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学生への メッセージ |
建築空間を設計するための準備段階として、小規模なカタチや空間を図面や模型等で表現・制作する授業であるため、最初は戸惑うかもしれないが、自らが体や手を動かして楽しんで取り組んでもらいたい。 |