2015年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
| 科目名 | 健康関連対策とまちづくり | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 城内 博 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E14O |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | まちには化学物質,放射線,騒音,振動,暑熱,寒冷などさまざまな健康有害要因がある.そしてこれらにより数多くの人が健康を害し,また死亡していることも知られている.一方,これらの要因による健康障害は予防が可能であり,またその対策もさまざま開発されているにもかかわらず一般的にはあまり知られていない.残念なことに,このことは福島原発事故による放射能汚染で明らかになった.今後はこのような健康有害要因についての知識を持ち,それらに適切に対応することができる人材の育成が急務である。ここではさまざまな健康有害要因及びその対策に関する基本的な考え方について学ぶ. 本科目は,学科の学習・教育到達目標A~Iのうち,D「専門応用学力」の達成 に重要な科目である.また,B「技術者倫理」,G「デザイン・ 総合力」およびH 「歴史・文化・環境を活かす実践能力」の達成にも関与する科目である. |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
講義形式を中心として,授業を行う.内容は必要に応じてプリントを配布し,さらに具体事例をスライドにて提示する.教科書は特に使用しない. |
| 履修条件 | 身の回りの危険・有害と思われるものを日頃から注意しておく. |
授業計画
| 第1回 | 「健康関連対策とまちづくり」の概要の説明.まちにあるさまざまな有害要因,それによる健康障害およびその対策について学ぶ. |
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| 第2回 | 物理因子(1)-温度,湿度,気圧の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第3回 | 物理因子(2)-騒音,振動の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第4回 | 物理因子(3)-放射線の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第5回 | 物理因子(4)-非電離放射線の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第6回 | 化学因子(1)-ガス(酸素,炭酸ガス,一酸化酸素等)の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第7回 | 化学因子(2)-粉じんの生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第8回 | 化学因子(3)-重金属の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第9回 | 化学因子(4)-有機溶剤の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第10回 | 化学因子(5)-農薬の生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第11回 | 生物因子(1)-感染症とその予防対策 |
| 第12回 | 生物因子(2)-食中毒とその予防対策 |
| 第13回 | 筋骨格系への負荷-重量物運搬など重筋負荷と生体影響およびその健康障害予防対策 |
| 第14回 | ストレス-過労死とその対策,うつ病とその対策 |
| 第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
| 教科書 | |
|---|---|
| 参考書 | |
| 成績評価の方法 及び基準 |
平常試験結果により評価する. 出席が10回以下(出席率70%以上)の場合は採点しない. |
| 質問への対応 | 随時 |
| 研究室又は 連絡先 |
5号館 598B室 03-3259-0879 |
| オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:10 ~ 13:10
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| 学生への メッセージ |