2015年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ウォーターフロント計画 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 横内 憲久 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E32O |
クラス |
概要
学修到達目標 | 都市のウォーターフロントは、テンションの高い都市空間にゆるぎを与え、人々に開放感をもたらす新たな都市環境といえます。そのため世界の主要な都市で活発な計画が行われており、本講義では、その要点について事例を豊富にしめして学びます。 本科目は、まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~IのうちD「専門応用学力」の達成に主力的に関与する重要な科目です。また、G「デザイン・総合力」およびH・歴史・文化・環境を活かす実践能力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義(座学)形式を中心として授業を行う。 授業は毎回テキストを配布し、その内容や具体事例等をパワーポイント(写真や図等)を用いて行う。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | 都市のウォーターフロント開発の台頭とその要因及び本講義の概要 |
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第2回 | ウォーターフロント開発とは ウォーターフロントの定義、範囲、空間的特性、ウォーターフロント開発の概要 |
第3回 | ウォーターフロントの特性 本講義で扱う水域の特性、ウォーターフロントの関連法規 |
第4回 | ウォーターフロントの土地利用計画 土地利用の考え方、水辺の開放、背後地域との連続性、複合的ゾーニング |
第5回 | ウォーターフロントのアクセス計画 アクセス計画の考え方、円滑な交通ネットワーク、アクセス施設と周辺環境の調和 |
第6回 | ウォーターフロントの生態計画 生態計画の考え方、生態系への配慮、生態系の再生と親水性への配慮、ミチゲーション制度 |
第7回 | ウォーターフロントの水空間計画 水空間計画の考え方、水空間の規模と特性、水面の利用と演出、水音の活用、涼風の活用と強風へ の対処 |
第8回 | ウォーターフロントの景観基本計画 景観基本計画の考え方、地形への配慮、歴史環境への配慮、日常景の整備、敷地と周辺の土地利用 レイアウト |
第9回 | ウォーターフロントの景観詳細計画 景観詳細計画の考え方、水面と街との平面構成、市街地・建築群の断面計画、植栽の活用方法 |
第10回 | ウォーターフロントのオープンスペース計画 オープンスペース計画の考え方、連続性の確保、親水空間の創出、眺望性の確保、歴史性・文化性 などの活用 |
第11回 | ウォーターフロントの建築計画 建築計画の考え方、配置計画、平面計画とデザイン、断面計画、外構計画 |
第12回 | ウォーターフロントの護岸計画 護岸計画の考え方、ウォーターフロントにおける護岸の意味、平面計画上の要点、安全計画 |
第13回 | ウォーターフロント開発の成功への要件 立地的要件と戦略的要件 |
第14回 | ウォーターフロント計画の海外事例 サンフランシスコ、ニューヨーク、ボストン、ロンドンの事例 |
第15回 | ウォーターフロント計画のまとめ(平常試験)及び解説 |
その他
教科書 |
授業ごとに当日の内容を記したテキストを配布予定。
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参考書 |
授業中に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業態度、質疑応答及びレポート等(30%)、平常試験(70%)の総合評価。7割以上出席していない者は、特別な理由がない限り、単位認定にはならない。 |
質問への対応 | 質問等は授業中及びeメールにより常時受け付ける。回答は授業中に行う。ただし、匿名のメールは受け付けない。 |
研究室又は 連絡先 |
・研究室:駿河台キャンパス5号館9階596B室 横内研究室 ・E-mail:yokouchi.norihisa@nihon-u.ac.jp ・電話:03-3259-0604 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:00 ~ 15:00 横内研究室
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学生への メッセージ |
わが国「ウォーターフロント」の名付け親といわれている教授の授業。釧路フィッシャーマンズワーフ、大阪コスモスクエア、ウォーターラインなど40余年のウォーターフロント研究の成果を分かりやすく解説します。 |