2015年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 景観生態学 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 阿部 貴弘 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E43M |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本科目では、地域をひとつの生態系として総合的に捉え、そこにおける自然的・社会的要素の相互関係の理解を通じて、自然環境管理の基礎としての景観生態学の理論を理解する能力を養います。 本科目は、まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~IのうちD「専門応用学力」及びH「歴史・文化・環境を活かす実践能力」の達成に主力的に関与する重要な科目です。また、C「専門基礎学力」及びG「デザイン・総合力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントの投影を中心とし、適宜、資料を配布して講義する。 |
履修条件 | 履修条件は特に設けない。 |
授業計画
第1回 | 総論「景観生態学とは何か」:景観生態学で学ぶ領域とまちづくりとの関わりついて説明する。 |
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第2回 | 生態学的地域区分と地域環境システム①:地形より捉えた地域ランドスケープについて説明する。 |
第3回 | 生態学的地域区分と地域環境システム②:気候、植生より捉えた地域ランドスケープについて説明する。 |
第4回 | 生態系のスケールとランドスケープ:マクロ、ミクロ生態系、群集生態学、移動などについて説明する。 |
第5回 | 人間による地域環境の変化①:人間活動によって改変されたランドスケープを日本、世界の事例を交えながら紹介する。 |
第6回 | 人間による地域環境の変化②:人間活動によって改変されたランドスケープの再生事例、手法について説明する。 |
第7回 | 都市生態系の再生:「生態都市のあり方」について説明したのち、実例を紹介する。 |
第8回 | 島嶼生態系のランドスケープ-西表島、父島を事例として-:島嶼生態系が置かれている現状について説明する。 |
第9回 | 保全・開発生態学と環境計画:自然と人工環境の生態学について説明する。 |
第10回 | 文化的景観の現状と課題:国内外における文化的景観に係わる取組みの現状と課題、関連する法制度について説明する。 |
第11回 | 農林水産業に関連する文化的景観:棚田、谷津田、魚付林等を事例として、生態系の維持を含む第一次産業の多面的機能と景観との関わりについて説明する。 |
第12回 | 第二次・第三次産業に関連する文化的景観:生態系の一部としての人間活動と景観との関わりについて説明する。 |
第13回 | 集落・都市における文化的景観:集落における集住形態の表れた景観や、都市における社会活動が創り出す景観の特徴と成り立ちについて説明する。 |
第14回 | 流域圏と景観:生態系の観点から見た流域圏のあり方と景観・まちづくりとの関わりについて説明する。 |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しない。
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参考書 |
横山秀司 『景観生態学』 古今書院
武内和彦 『ランドスケープエコロジー』 朝倉書店
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成績評価の方法 及び基準 |
原則として7割以上の出席を前提とし、平常試験70%、レポート30%にて成績評価する |
質問への対応 | 質問は授業中もしくはオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台キャンパス 御茶ノ水校舎C108 阿部研究室 |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 御茶ノ水校舎
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学生への メッセージ |